南アフリカの旅 4日目の2 (2014.10.14)

昼食の後、今度はケーブルカーでケープポイントまで登る。元々この高台の上に灯台があったのだが、濃霧で灯りが見えなかったことで事故が発生したことがあり、新しい灯台はさらに先端の水面に近い所に作り替えられたと聞いた。
その小さな灯台を見るにはケーブルカーから真っ直ぐ高台に登るのではなく、一旦右手奥の方まで行く必要がある。岬の先端まで行くための道は見えなかったが、先端を海面まで見通すことはできた。
そこからケーブルカー駅の方にいったん戻り、そこから丘の上まで行くとほぼ360度のパノラマが広がる。その中央に世界の各都市の方向を示す標識が建っていたのだが、アジアに関して言えば”BEIJIN 12933KM”の方向を示す矢印はあったが、残念ながら”TOKYO”の標識は無かった。
ツアー参加者にはケーブルカーは上り下りの往復券で渡されていたのだが、穏やかな天気の中ほとんどの人は駐車場までの坂道を歩いて降りていた。

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昼食後ケーブルカーに乗ってケープポイントを目指す

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帰り道でケーブルカーを撮影

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ケーブルカーを降りて見えている山頂まで階段が続く

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途中、岬の先端の小さな灯台が見える所まで少し歩いて写真を1枚

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ケープポイントから各都市の方向を示す標識 東京の標識は無くBEIJINを表示

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東にフォルス湾を挟んで岬が見えるが、アフリカ大陸最南端はさらにその奥にある

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ケープポイントと喜望峰の観光証明書

ケープポイントからは半島の東側のフォルス湾に沿って北上していく。途中アフリカンペンギンが住みついているボルダーズビーチに立ち寄った。アフリカンペンギンは、鳴き声がロバに似ていることからジャッカスペンギンともいうのだそうだが、ロバの鳴き声を聞いたこともないし、ペンギン自体も鳴いて騒いでいることもなかったので疑問である。人間の通路がペンギンの生息地を邪魔しないように一段高くなっていて見易く、ユーモラスな動きはいくら見ていても飽きなかった。

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喜望峰自然保護区を通っていると3頭の野生のシマウマを見かけた

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ペンギンの生息するボルダーズビーチから少し離れた地点でバスを降り歩いて行く

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ビジターズセンターからアフリカンペンギンの生息地域へと入って行く

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砂浜にはたくさんのペンギンが集まっていた

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2~3羽で並んで歩いているとどことなくユーモラスに見えてくる

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岩の上にも何羽かのペンギンが立ていたのだが、時折カモメがちょっかいを仕掛けていた

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草むらの方に来るとペアで移動している固体が多かった

この日は風もなく穏やかなのでテーブルマウンテンに登る最後のチャンスと、ツアー参加者が一丸となって素早く行動していた。出発前に貰った旅程表では4日目は一日かけてケープ半島を一周するだけだったのだが、16時にはケープタウンまで戻ってくることが出来た。
テーブルマウンテンのロープウェイは1997年にリニューアルされたスイス製で定員65名。標高300mの山麓駅から1086mの山頂駅まで約5分の上昇または下降中に床部分が回転し、さらに窓がなく開放されている部分もあるので、乗客は山側も海側も均等に景色を楽しむことが出来る。
山頂からはケープタウンの街やケープ半島の眺めが素晴らしい。ただこの地域の特殊な気候から、雲がかかり易く風も強いためロープウェイが運休することも多い。3度目の正直でようやく山頂まで行くことが出来た。

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テーブルマウンテンには雲ひとつ掛かっていないという好条件

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1台前のゴンドラが上昇を始めた

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ゴンドラの床面が回転するためケープタウンの街が良く見える

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半回転すると今度は山頂駅が目の前に迫って来ていた

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山頂駅を出た所にあるテーブルマウンテンの模型

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南側部分のケープ岬方向に雲がかかり始めた

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象と同じ仲間なのだが小さくて鼻は短く岩場をちょこまかと動き回っている○○○○○

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テーブルマウンテンの上部はほぼ平ら ロープウェイ駅とは反対方向に最高点がある


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左側中央が鉄道駅、その右方向に五稜郭に似た要塞がある

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次第に雲がかかり始めたのでテーブルマウンテンから降りることに

テーブルマウンテン山麓駅に降りたのが18時。明朝はヨハネスブルクに移動するため朝5時起き。ということでそのまま中華レストランに夕食を食べに行き、19時半過ぎにホテルに戻り荷物整理をすることになった。

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テーブルマウンテンから降りてきたら、山全体にテーブルクロスが掛かっていた

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中料理店での夕食 円卓を囲んで、僕はラガービールで乾杯

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中華は食べるよりも、写真を撮り忘れないようにするのが難しい???

=つづく=