ミャンマー旅行記・バガン-1

ミャンマーは東南アジアの中でも一番の仏教国である。どんなに小さな村でもパヤーと呼ばれる仏塔のある寺院が必ずある。トルコを旅行した時にどこの村にもミナーレ(尖塔)のあるモスクを見かけたように、日本でもどこの集落にでも神社の鳥居やお寺の屋根があるように、当たり前の景色として仏塔(パゴダ)を見かける。かつての首都ヤンゴンマンダレーなどには大きく金色に輝くパゴダがそびえていて観光客の目を楽しませてくれるが、今回の旅行で僕の目に一番衝撃だったのはバガンの仏教遺跡群だった。
世界三大仏教遺跡というと、カンボジアアンコール・ワットインドネシアのボロブドゥールとミャンマーバガンのことを指すのだそうだが、その中でも11~13世紀に栄えたバガンの仏教遺跡は40平方キロメートルを超える広大な敷地の中にに3000を超える仏塔が建っている。ただし世界遺産としては登録されなかった。というのも軍事政権がバガン地域にゴルフ場や高速道路などを無計画に建設しまったりしたことが影響している。
今日から何回かに渡り、バガンの風景を紹介する。


まず最初に行ったのは、シュエサンドー・パヤー。バガンの初期にあたる1057年の建立。5層のテラスを持ち、上に上がるとバガン全体を眺めることができるので、朝日や夕陽の絶景ポイントで混み合う。今回のツアーでも3日目の日中と4日目の朝日を見に上がっている。

イメージ 1
急な石段を歩いて5層のテラスの最上階まで上がる

イメージ 2
眼窩に無数のパゴダ(仏塔)が目に飛び込んでくる

イメージ 3
今回宿泊したバガンホテルは考古博物館奥のエーヤワディー川沿いにある

イメージ 4
タビィニュ寺院

イメージ 5
シュエサンドー・パヤーのあと訪れたアーナンダー寺院

イメージ 6
シュエサンドー・パヤーの階段を下りた左手のレンガ造りの建物の中に涅槃仏がある

イメージ 7
全長18mの涅槃物が建物内いっぱいに横たわっている

イメージ 8
急な階段なので手すりにつかまって一歩ずつ降りる


シュエサンドー・パヤーの次に行ったのはアーナンダー寺院。中に多くの仏像が残されていて、日本語ガイドのテンヌエーさんが一つ一つの仏像をしつこいくらい丁寧に説明してくれた。

イメージ 9
黄金に輝く特徴的な仏塔を持つアーナンダー寺院

イメージ 10
アーナンダー寺院内部の4方向にある黄金の仏像

イメージ 11
一つ一つ姿勢や顔つきが異なる仏像 ここのものは両手を下げている

イメージ 12
寺院内部の回廊を巡って行くと回廊のところどころにも大小の仏像が鎮座している

イメージ 13
日本の仏像のように右手を立てて左手のひらを上に向けている


3日目バゴンホテルにチェックイン後、昼寝の時間なのだがホテル周辺の仏塔を歩きまわった。

イメージ 14
ホテル前のゴドーパリィン寺院 夜はライトアップもしている

イメージ 15
ゴドーパリィン寺院の表側 後ほどバスに乗って再訪することになる

イメージ 16
道に迷わないように脇道もできるだけ真っ直ぐ進んだ

イメージ 17
25分ほど歩いてタビィニュ寺院の裏手に出た ここも翌日に再訪することになる

~つづく~