[18日目] 28:和田~27:長久保~26:芦田~25:望月~24:八幡~23:塩名田~22:岩村田 (2012.6.28)⑦
茂田井は望月と芦田の間の宿(あいのじゅく)である。間の宿とは宿場間の距離が長い所で休憩のために作られた。似た感じではあるが宿場間で馬や人足を交代させる所は立場といった。江戸時代の各街道では宿場にしか宿泊することが許されていず、間の宿はあくまでも休憩用であって、天変地異や身体が不調の際の緊急避難的な役割のものであった。それにしても芦田と望月の距離が4.8kmしかないのに、この間に間の宿が必要だったのかが疑問である。
資料によると、寛保2年(西暦1742年)7月末に近畿・信越・関東各地で洪水が発生しているが、その時川沿いにある望月宿も洪水で流された。その時に茂田井を宿場に格上げする上奏がなされたが、認可されなかったとある。
資料によると、寛保2年(西暦1742年)7月末に近畿・信越・関東各地で洪水が発生しているが、その時川沿いにある望月宿も洪水で流された。その時に茂田井を宿場に格上げする上奏がなされたが、認可されなかったとある。
茂田井村上組高札場跡 石割坂を降りた所にある三層の旧家
茂田井間の宿の街道に沿って小川が流れる
茂田井村下組高札場跡 白壁の建物が道に沿って並ぶ蔵元
1689年創業の蔦屋・大澤酒造には民俗資料館やしなの山林美術館が併設されている
さらに進むと道は狭くなる
叶屋・武重酒造を振り返る
茂田井間の宿の散策マップ 芦田宿側にあったものと現在地を除き同じ
望月宿側の外れにある茂田井の説明板
旧街道は茂田井間の宿を抜け県道148号線に出る(13:30)
茂田井から望月まではわずか2km余り、旧道を標識に従って行けばすぐに到着する。
県道148号線が国道142号線をくぐる手前で、旧街道は右手に入って行く
国道142号線に沿って進む 坂道を下って行くとヘアピンカーブになっている所もある
望月宿のはずれに到着(13:50)
~ つづく ~