パナマクルーズ13日目・コロンビア、カルタヘナ (2016.12.16)

今回のクルーズ最大の山場であったパナマ運河の通過を終え、アイランドクルーズ号は一路コロンビアのカルタヘナへと向かった。しかし運河の通過が予定よりもてこずったのか、それともカリブ海に入ってからの海況が荒れていたのか、この日の朝は予定入港時間の8時になってもまだカリブ海の上を全速力で走っており、結局カルタヘナに入港したのは9時を回っていた。
途中船内放送があり1時間以上遅れるとのことだったので、それ以降のスケジュールも1時間遅れになるのかなと思っていたら、添乗員から9時に入港し着岸次第オプショナルツアーに出掛けるという連絡があった。入港の様子をデッキに行ってカメラに収めようと目論んでいたのだったが、とにかく着岸次第降りて夕方の帰船時間までに戻ってこないと、クルーズ船側のスケジュールで待ってくれないと言われ、ひたすら5階の中央アトリウムで待ち続けた。

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6時半にデッキに出てみたら朝陽は登っていたがまだ沖の方を航行していた

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6時45分朝食 オプショナルツアーからの帰船が遅くなるというので十分に食べた

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着岸が遅くなるという船内放送があったので朝食後15階デッキで写真撮影をしていた

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大型モニターでは前日のパナマ運河航行中の様子が流れていた

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8時45分、ようやくカルタヘナの街が近づいてきた

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9時30分、着岸後すぐに下船した

下船後シャトルバスに乗ってターミナルに移動し、そこでトラピックスが予約した現地会社のチャーターバスに乗り換えて市内観光に出掛けるということがったのだが、添乗員と現地会社との連絡に行き違いがあって、現地ガイドは船を降りたところで待っていたため添乗員は歩いてターミナルと船の間を往復する羽目に陥ってしまった。しかしこれはまだこの日最初のトラブルであり、最大の。。。ではなかった。

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船を降りてたくさん待っているシャトルバスに乗ってターミナルまで行く

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ターミナルまで来て、船方面にはフラミンゴがいますから目印にしてください

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ターミナルを出たところには色鮮やかなオウムがいますからこれも覚えておいてください

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コスタリカで習ったようにオウムやインコたちは一雌一雄で一生離れないのである

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鳥小屋にはリスも棲んでいた

ターミナルの出口の鳥小屋の脇には、添乗員が船の着く所まで行って現地ガイドを見付けて戻るまで15分くらいいたのであるが、市内観光を終えて戻ってくるまでその場所の残像が頭に残っていない人もいた???
現地ガイドを見付け添乗員が戻ってきて観光バスに乗ってカルタヘナの街の市内観光に出掛けた。まず行ったのは街が作られた初期にマンゴの木が多く植栽されたことから名付けられたマンガ地区を抜けて、カルタヘナ最高所に建つコンベント・デラ・ポパという修道院。丘の上からはカルタヘナの港に浮かぶアイランドプリンセス号を一望できた。

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港のすぐ近くに空港があり下りてくる飛行機が頻繁に見える

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バスを降りてコンベント・デラ・ポパ修道院に上る階段

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カタヘルナの観光写真で真っ先に出てくるコンベント・デラ・ポパ修道院の十字架

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十字架の脇からカルタヘナの港に停泊するアイランドプリンセス号が見える

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コンベント・デラ・ポパ修道院の金ぴかの祭壇

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左脇から右胸に槍が突き抜けた聖職者の像

コンベント・デラ・ポパ修道院を出て丘を下り次に行ったのはサン・フェリペ要塞。スペイン統治時代の堅牢な要塞で、1741年にイギリス軍に包囲されたときに街を守った、サーベルを構えたブラス・デ・レソの像が最初に目に飛び込んでくる。
サン・フェリペ要塞はサンゴを含む岩で築かれ、砦を守る砲台が並び砦と砦を結ぶあちらこちらには張り巡らされた迷路のような通路を伝って砦の外にも出ることができる。

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サン・フェリペ要塞の入口にあるイギリス軍から街を守ったブラス・デ・レソの像

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サン・フェリペ要塞の上部

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砦に上ると港の高層ビル群が見える

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遠方、旧市街の方角にサン・ペドロ・クラベール修道院が見えている

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要塞内の砦と砦の間には迷路のように通路が設けられている

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迷路のように張り巡らされた通路を通って別の砦に出てみる

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砦の大部分は珊瑚が隆起してできた岩を使っている

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砲台があちらこちらの方向に向くように作られていた

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街の一角にあったインディアン(原住民族の意)美女の像

次いで行ったのはお土産屋さん。コロンビアの名産と言えばコーヒー豆、世界で4番目の収穫を誇っている。海岸沿いの城壁の中にある土産物店でコーヒーを手に入れた後は、旧市街を一回り。途中数日前に降った水の排水がうまくいかずに、ドブのような臭いが充満している区間を通り、最後はバスに乗って港のターミナルまで戻った。

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城壁の柱の間を一店舗ごとの区切りにした土産物スーパー

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この店でミル済みのコーヒー豆を購入

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旧市街にある博物館の入り口

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旧市街の通りを入っていった

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ここも何かの博物館? 花の植栽が美しい

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通りの一番奥にあったカルタヘナの大聖堂

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大聖堂の斜め角にあった公園

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カルタヘナ宮殿の門

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カリブ海博物館

市内観光を終えて、最初にバスに乗ったターミナルに着いた。そこの土産物売り場の脇を抜けてトイレにより、土産物売り場から出ようとして少し戸惑った。それでもいつも一緒に行動している桃太郎一座のメンバーがいたので、後を金魚の糞のように付いていくとフラミンゴがいる区画を過ぎ桟橋に出た。この時間帯には他のクルーズの船も入っていて、朝はたくさんいたシャトルバスが全て出払っていたので、桟橋を歩いてアイランドプリンセス号へと戻った。しかしこのターミナルで自分の行く方向が分からなくなっていたのは、僕だけではなかったのだ!

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ターミナルから見えているアイランドプリンセス号まで歩いて戻った。

船に戻るとちょうど5階中央のアトリウムで「シャンペン争奪輪投げ大会」が開催されており、先日と同じく3本のシャンペンが並べられていたのだが、別の国のゲストが1本獲得しちょうど順番に並んだところの横須賀からのN夫人と岡山からのT夫人がそれぞれ4本中の1本目と2本目でシャンペンをとらえた。先日から添乗員も合わせ6本のシャンペンをゲットしたことになる。皆さんうまいね!
あっという間に勝負がついた後は、14階のビュッフェレストランに行き遅めの昼食を摂った。

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輪投げ大会でシャンペンを見事ゲットしたT夫人とN夫人

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船に戻り遅めの昼食にありついた

この日の夕食はトラピックス招待のイタリアンレストラン・サバティーニでの夕食。旅行に出る前にトラピックスから郵送で、最終日のマイアミのホテル出発が飛行機の関係で早朝になったお詫びとして旅行中サバティーニの夕食に招待するという案内が届いていたのだが、添乗員さんの決断でこの日の夕食に招待ということになった。
船の中でも人気のレストランで、添乗員さんが交渉の末好きなメニュー(特に日本人客に公表のロブスターテール)は人数分以上に確保しておいてもらったとのことであった。

夕食が始まった17時15分、僕と同郷の新潟から参加のAさんから衝撃的な話が。。。
この日のオプショナルツアーが終わってターミナルまで戻ってきたのだが、トイレに行っている間に他のメンバーが消えてしまって、ターミナルを出たのだが出口を間違ったようで他のクルーズの見知らぬ人たちと乗り合いタクシーに同乗してまたカルタヘナの方に向かったのだとか。
ターミナルから船にはシャトルバスに乗るものだと思い込んでいたのだが、乗り合いタクシーに乗るときに何10ドルだかを請求されて料金を払い乗ったのだが、またカルタヘナの街の方に向かう途中で間違いに気付き、英語も満足に使えないけれども何とか船に戻りたいということだけを伝えて、最終乗船時間だった13時半ぎりぎりで船に戻ってきたそうである。僕たちが船に戻ったのが13時15分くらいだったことから考えると、14時は過ぎていた???
間違いに気付くのがもう少し遅れたり、言葉が使えないことで躊躇していたらこの船には戻れなかったことを考えると、消息不明にならずに済んで良かった。。。

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夕食の17時15分まではゆったりと。。。

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船内の人気イタリアンレストラン・サバティーニ

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メニューとこの日頼んだハイネッケンビール 付き出しのオリーブと共に

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夕食 前菜はトマトのカルパッチョ牛のチーズと共に、もう一品白豆とムール貝のスープ メインは当然ロブスターテール(尻尾の殻は後でウェイターが剥いてくれる)、さらに魚介のトマトスパゲッティ

=つづく=