パナマクルーズ12日目・パナマ運河通過-後半 (2016.12.15)

午前中にペドロ・ミゲル閘門を超えて一安心。チャグリス川からガトゥン湖にかけては自力航行しているので昼食を食べて、いったん部屋に戻りお昼寝タイム。

この間にパナマ運河についてひと勉強。と言っても旅行中ではなく、日本に戻ってからの話。パナマ運河って太平洋と大西洋を結んでいるから、てっきり西から東へと抜けていくのだと思っていたら、添乗員さんからの「かわら版」にもあったように南から北へと向かっていくのですね。
2016年6月に新パナマ運河が開通したのだけれども、残念ながらクルーズ船はまだ運航していないんですね。新しもの好きだから新パナマ運河も通ってみたいけれど、ゆったりとした船旅なのだから時間のかかる今までのパナマ運河の方が、旅情がそそられますね。
ちなみに今までの旧運河の全長:294.1m、全幅:32.3mまでの船が航行できたのですが、この幅32mという制約がパナマックスサイズと言って長いこと造船業界での一大前提として君臨していたのです。
その一大前提を根底から覆したのが新パナマ運河! 新パナマ運河の開通によって、最大全長:366m、全幅:49mの船の建造が可能になったわけで、それと共に太平洋側・大西洋側それぞれ1回ずつの上げ下げで通過できるので時間短縮につながり、大幅な輸送量アップになります。

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グーグルマップでのパナマ運河

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パナマ運河の水路説明はWikipediaから抜粋しました

この日は早朝からデッキに出ていたこともあって、昼食の後部屋に戻ってひと眠りした。
再びデッキに戻ったのは15時ちょっと前。アイランドプリンセス号はそろそろガトゥン閘門に差し掛かろうかという時間になっていた。

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そろそろガトゥン閘門に差し掛かろうかという時間になっていた

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15時25分、先を行くコンテナ船がガトゥン閘門の右側の水路に入ろうとしていた

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コンテナ船は右側の閘門の手前まで行き、牽引車量の準備が始まった

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15時45分、アイランドプリンセス号が左の閘室に入った

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少しずつ前進し始めた

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前を行く貨物船がカリブ海の高さまで降りて、閘門が開いて出て行った

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前の閘門が閉じて少しずつ水を流し込んでいく

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前方右側からの水路は新パナマ運河に繋がる

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16時半、まだまだ水位が既定の高さまで上がっていないので待たされている

パナマ運河カリブ海側のガトゥン閘門が開くまであと僅かとなったが激しい雨が降り出し、ちょうど夕食時間の17時15分ちょっと前になったので14階のビュッフェレストランから6階のレストラン・プロバンスまで移動することになった。
レストランまで降りて行きメニューが配られていると窓越しに閘門が開いてカリブ海に向けて前進が始まった。

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まだまだ見ていたかったが雨が降りだし、夕食の始まる時間になった

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夕食のメニューが配られた

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14階から6階に降りてきていたので、閘門が開き船が動き出すのがすぐ間近で見られた

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窓が雨に濡れて醜くなったが、今まさにカリブ海に入っていく所だった

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この日の夕食 前菜はココナッツシュリンプ、メインは子牛の薄切りソテー

=つづく=