ブータン 4日目 (2016.8.7)

この日は今回のブータン旅行で最大のイベントであるタクツァン僧院へのトレッキング。標高差600m、最高点の標高3100m、歩行距離約9kmの初級コースである。
今年に入って3月にネパールで標高3880mのエベレストビューホテルから一旦300mほど降りてから、標高4200mのクンデピークを歩いたこともあり、昨年7月のスイスアルプスや昨年11月のニュージーランドマウントクックなどトレッキングの機会も増えてきたこともあり、今回も楽に踏破できると踏んでいた。
ところが今年は花粉症の後遺症が長引き、5月になってもウォーキングに出掛けられない状態で、家で引き籠もりでブログの旅行記を綴っていたこともあって、めっきり足腰が衰えていることを自覚していた。
歩き始めてすぐに鼻づまりで呼吸できずに息が上がり、ハアハア・ゼイゼイ。人と一緒に馬も通る前半の登りでグループから大きく遅れてしまった。

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7時朝食

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8時半にホテルを出てパロの北部の川を遡って行く

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8時45分 駐車場からトレッキングの開始

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一斉スタートで山道を登り始める

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登山道の案内看板を通過

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沢沿いの建物の脇を通って行く

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登りの山道は馬で登って行く人たちと同じ道を通る

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細くて険しい道も馬が上り下りする区間では脇に避けて通り過ぎるのを待つ

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登り始めて1時間ほどで視界が開けてきた

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第1展望台が近付いて来て 馬で登って来た人はこのあたりから自力で歩く

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第1展望台まで1時間半 グループの先頭からは大きく遅れてしまった

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第1展望台で休憩

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コーヒーとクラッカーのサービスがあった

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先の方にこの日の終点の僧院が見える

脚に自信のない人はこの第1展望台で引き返しても良いのだが、ここから先は自分の足で無理のない範囲で歩いてとのガイドの言葉を思い出し、せめて先頭の人が引き返して来てすれ違うまではと最低でも第2展望台まではと歩きを進める。

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第1展望台から上 登り道が幾重にも枝分かれしている

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視界が開けると麓の民家も見えてくる

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草花にも目が向く余裕が出来て思わず一枚

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第2展望台まで1時間弱 朝歩き始めて2時間半

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ここから一旦下り階段に入る 僧院まで1400段を下って登る

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僧院までのレベルはほとんど一緒 700段下って700段登る 往復でその倍

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わりと立派なダルシンが掲げられていた

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第2展望台からはタクツァン僧院がすぐそこに見えている

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急傾斜の下り階段を焦らずに一歩一歩慎重に歩を進める

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下り階段の一番底にある滝で先頭で戻って来た人と出会い引き返すことに

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僧院まではあと僅かなのだが大粒の雨も落ち始めて来た

滝の所まで既に3時間が経過し、雨も降り始めて、無理をすると麓までの5時間半の設定時間にも間に合わなくなる恐れも出てきた。
当初昼食は第1展望台でと聞いていたのだが、第1展望台で会った人に最初のバスを降りた所までですよと教えられ、かなりヘトヘトになりながら下って行った。
最終的に14時半くらいに麓に着いた時には疲労困憊。食欲もわかず、既に昼食が終わった人たちに果物などを取り分けてもらった。
僕よりも遅くなった人は2人。そのうち一人は僕よりも遅いペースで僧院まで登って行ったのだが、ザックをガイドに預けてしまったため汗をかいた下着の交換もできずに、低体温症になり掛けてフラフラになって帰って来た。
まあ自力でのトレッキングが出来ただけでも御の字か?

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マイクロバスを停めた所まで降りて昼食

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先に食事が済んだ人に昼食を取り分けてもらったが食欲もなく、唐揚げは犬の餌に

タクツァン僧院へのトレッキングが終わり、この日の予定は終了かと思いしや、前日の行程表で行ってないところやこの日の行程表の一部の消化のために(このまま帰国後に行程表の一部に行ってないなどのクレームを付ける人が多いとのこと)、前日行く予定であったキチュ・ラカンへの見学に。
本堂へは靴を脱いで上がるのだが、トレッキング後で中腰になって靴を脱いだり履いたりするのが億劫だったので本堂に入るのを欠席し、本堂外周のマニ車を回しながら一周した。

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日程表にある何とかゾンをバスから降りて撮影

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キチュ・ラカンの駐車場から本堂に向かう

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キチュ・ラカンの本堂

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キチュ・ラカン本堂の格子

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キチュ・ラカンの大木

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本堂の周りのマニ車を回して周った

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駐車場の前には多くの犬が横たわっていた

その後日程表には市内バザール見学となっていたが、夕刻でバザールは閉まり始めていたので、昨日と同じく商店街でのショッピングとなった。
この日は歩き疲れて商店街を散策する元気もなかったので、一足早くホテルまで送ってもらいシャワーを浴びて夕食まで部屋でのんびりすることにした。

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19時から夕食

=つづく=