ブータン 2日目の2 (2016.8.5)

国民総幸福量(GHP)という耳慣れない評価指数が世界一のブータン王国
経済面や工業生産面など世界の中でもけして豊かとは言えない国家でありながら、自分たちは幸せなんだと世界中に胸を張って言える不思議な国である。
幸せなんて一人一人の価値観が違っているのだから比較なんかできないものであるが、僕たちを案内してくれている現地ガイドのカルゲさんは胸を張って幸せに付いて語る。
いつも家族のために何をしてあげれるかを、仏に祈っている。家族のことの次が隣人のために何ができるかを、仏に祈っている。例えば宝クジが当たって欲しいななどと自分だけが満たされることなんて夢夢考えることなんかない。家族の幸せが自分にとって幸せなことだと思えるし、隣人の幸せが自分にとって嬉しいのだと言う。

一般的にブータンで観光に訪れる所は、パロという空港のある人口第3の街と首都のティンプー。標高2300mのパロ空港から脇を流れるパロ川に沿って下り、20数km下流のダンタクというティンプー川との合流地点から左に折れて、今度は30数キロほどティンプー川を遡って行くと、標高2400mの首都ティンプーノ市街地に着く。
11時半にパロ空港を出て、12時45分にティンプーの市街地にあるキサというレストランに着き、最初の昼食となった。

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パロ空港を出て南方面にパロ川を下って行く

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13時過ぎにパロ川とティンプー川の合流地点に差し掛かった

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合流地点で左折してティンプー川に沿って遡って行く

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カラフルな色彩の幟旗(ダルシン)が立ち並ぶ

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13時半過ぎ、ティンプーの市街地に入って来た

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KISAというレストランで昼食

昼食はビュッフェ形式であったが、ブータンの激辛な料理は間違えて取らないように係員が付きっきりでこれは辛いですからと注意してくれていたので、非常に助かった。
ウェイターやウェイトレスはブータンに民族衣装のゴ(男性)とキラ(女性)を纏っていたので、参加者は興味深そうに時々捲って見せてもらったりしていた。

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ビュッフェ形式の昼食 ネパールと同じモモ(餃子)が出てくる

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左・ゴ、右・キラ 着付けを捲って見せてもらった

昼食の次に行ったのは国立中央郵便局。風景写真をバックに写真を取ってもらい、その場に切手にしてくれるサービスを旅行会社が申し込んで置いてくれた。
ちなみに30ヌルタム(=約47円)の切手12枚シートになっていて、1枚で絵葉書を日本に送ることが出来る。

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国立中央郵便局

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記念切手などの展示物

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ティンプー寺の風景写真をバックに写真を撮影

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12枚つづりのオリジナル切手にしてくれる 右側空白3枚は日本に絵葉書を送った

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局内のポストに投函

国立中央郵便局の次に行ったのはパンリ・ザンパという寺院。16世紀にチベット仏教の僧ガワン・ナムゲルが建立したという。
建物内部の急な階段を3階まで上がって靴を脱ぐとそこから先は撮影禁止。守護神の像と、釈迦像と3カ月かけて生き仏となった69代僧の肖像画などが置かれている。

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パンリ・ザンパの案内板

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入口のチョルテン(ストゥーバー)

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パンリ・ザンパ 左に大きな木がそびえている

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山門をくぐると大きなマニ車がある

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修行僧に曳かれた虎の絵が飾られている

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内部左側にはドゥク派暦法占星術)の教室がある

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パンリ・ザンパの3階建ての本堂

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3階へ上る急な階段

=つづく=