モンゴル 2日目 (2016.6.9)

ゲルでは就寝前と2時、5時にゲルのストーブに薪を入れに来てくれたのだが、牛糞や馬糞を乾かした着火剤のようなものも一緒に燃やしてくれるのだが匂いは全くしない。さらに薪だけではすぐに燃え尽きてしまうので練炭を追加してくれたのだが、これがゲルの大きさに比べ熱量があり過ぎるのか極めて暑く、2時の回の追加したあとしばらくして汗をかいて眠れなかった。
眠れない夜が明け5時の回の薪追加ですっかり目覚めてしまいトイレに行くついでに外に出てみると、夜中着いた時にまっ暗闇で気付かないでいたのだが、平原の中にいると思っていたのが比較的山の合間にいたことに驚かされた。

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テレルジのツーリストキャンプは風を避けるためか山間に作られていた

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自分たちのゲルの真前にすこさ大き目のレストラン用のゲルがあった

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キャンプの入口から宿泊用ゲルに向かう道に騎馬像3体がある

朝食は8時半からで、この日はスーツケースをゲルに残したまま、9時半にテレルジの観光に出掛けた。

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8時半からレストラン用ゲルで朝食

先ずはゲルから40分ほど離れた所にある、チベット仏教の流れを汲むモンゴル仏教のアリヤバル寺院の観光。寺院の入口には108段の階段があり、登った所の本堂の周りの108個のマニ車を時計方向で一周しながら回して行くと、一周したことでご利益がもたらされるという。108というのが日本で除夜の鐘を突く時の煩悩の数と一致しているのが。。。

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アリヤバル寺院の入口 ここで入場料を払う

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奥の岩山に極彩色で何か描かれていた

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本堂への階段を上がる前に吊橋を渡る

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吊橋を渡った所にある祠

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吊橋の上から今日来た道を振り返る 僕たちのキャンプは右手の山の裏側

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本堂への108段の階段を登る

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階段の上から来た道を振り返る

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本堂内を参拝

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本堂を一周し108個のマニ車を回す

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マニ車を回しながら一周することで何万遍かのお経を唱えた御利益がある

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本堂の庇の側面にはモンゴルの自然や歴史などの絵が描かれている

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庇の下側には地獄の風景が描かれている

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山腹にあるストゥバー

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様々に高山植物が咲く季節である

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見学を終えてアリヤバル寺院を出る

アリヤバル寺院を出て30分ほど走ったところで亀石へ。ここの高さ15mの亀石は花崗岩でできていて自然のままである。亀石近くに囲いをして板を渡しただけのトイレがあるのだが「男ね人は少し先に行って青空トイレでもOKよ!」と言われ馬が繋がれている奥の空き地に行き用を足した。

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高さ15mの花崗岩が自然に風化して出来たテレルジの亀石

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乗馬体験用の馬が繋がれていた その先の空き地でトイレ

次に亀石から小一時間行った所にある、高さ40mのチンギスハーン騎馬像のある公園に行き、足元の建物の2階のレストランで昼食。
観光会社の発案で、建国800周年の2006年にロシア、韓国、ポーランドなどの国々により設計が始まり、2008年に完成したテーマパークだそうで、ちょっとした資料館になっている。今後1万頭の騎馬隊を作っていく計画なのだそうで浄財を募っているのだとか。
その割には安普請の突貫工事で作ったせいなのか大理石の階段が欠け始めていたり、ギリギリの狭いところにエレベーターがあって人がすれ違えなかったりと、金を掛けて国の威信を掛けてやっている割にはお粗末な感じがした。
ちょうど行った時間に横殴りの雨が吹き付けていたのも悪印象に輪を掛けていた。

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高さ40mのチンギスハーン騎馬像 2階のレストランで昼食

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昼食 メインはステーキ、アイスクリームがおいしかった

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1階の中央にある大きな騎馬靴はギネスブックに載っているとのこと

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騎馬靴の隣に飾られている鞭も巨大

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資料館にある馬頭琴

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資料館に飾られている弓

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ゲルの模型が置いてあり、記念撮影

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エレベーターで馬の腰のあたりまで登り、そこから狭い階段を通り展望台へ

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ステンレス製の巨大なチンギスハーンを間近で見る

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足元には騎馬像が建設中 今後1万頭作るのだとか?

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欠けた階段、雨漏りする建物、狭くてすれ違えないエレベーターホールなどなど。。。

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1万頭作る予定の騎馬像の前で記念撮影中

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凱旋門もある

チンギスハーン騎馬像を出てツーリストキャンプに戻ったのが16時過ぎ。その後、冷水や熱湯が入れ替わって流れる危険なシャワーを浴び、19時から夕食。この夜も雨は降らないものの星が出る気もない空を眺め、ビールをかっ食らって、夜中の薪補充も断って早々と就寝。

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チンギスハーン騎馬像から集落を通りツーリストキャンプに戻る

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19時から夕食 モンゴルのビール500mlをかっ食らって就寝

=つづく=