東欧旅行記 9日目 (2016.5.27)

この日も7時のモーニングコールで、8時半にバッゲージダウン、9時出発と遅めの出発。ヴェリコ・タルノヴォに前夜泊った日本人ツアー客は僕たちを含め5組。その全てが7時から朝食。中には8時出発のツアーもあって7時オープンのレストランは大混雑。1度はレストランに顔を出したものの、競って食べることもないと、一旦は部屋に戻り30分遅れでレストランに顔を出した。そのせいかコーヒーカップや取り皿が不足しているようで、いくつかのヨーグルトだの采だのも品切れとなっていた。

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前夜部屋の窓から見えていたアッセンを含めた4騎士のスポットライト

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朝食ビュッフェに遅れて参上

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添乗員と運転手、ガイドは別のホテルでの宿泊であった

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ホテルを出て新市街を通りヴェリコ・タルノヴォの街を離れた

ブルガリアの中央部、北にはバルカン山脈、南にスレドナ・ゴラ山脈に挟まれた谷間に薔薇の谷・カザンラクがある。
昨夜泊まったヴェリコ・タルノヴォからバルカン山脈の東部の山岳地帯を登って行くと、前日の雨が霧を生み、その中を下って行くとカザンラクに出る。
カザンラクには紀元前4世紀頃のトラキア人の王の古墳が、第二次世界大戦中の1944年に発見され、その後世界遺産に登録された。オリジナルの物は今では公開されていないが、本物そっくりに復元されたレプリカが公開されている。王と王妃の食事の様子が鮮やかな色彩で再現されている。

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バルカン山脈を越えたカザンラクの谷へと降りて行く

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ところどころに小山が見えている

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先ず立ち寄ったのはバラの家

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香水やバラのジャム、ロクムというお菓子(柚餅子)などがお土産の定番

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世界遺産トラキア人の古墳 オリジナルは見学することはできない

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見学用の古墳のレプリカに入った 中の天井画が色鮮やか

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バラ博物館で圧搾・蒸留器具などを見学した

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昼食のレストランに入った

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中には一昔前の時代の生活に使われたようなものが飾られていた

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こちらは炭などを入れて使ったアイロン

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壺や水差しなど

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昼食 メインはツクネのようなもの バラのリキュールが振舞われた

薔薇の畑は朝日が昇ってくる頃には全て摘み取られ蒸留精製工程へと送られて、昼頃訪れても見ることはできない。ガイドのシルビアさんの知り合いの農家の方に摘み残しておいてもらった薔薇の香りをかがせて頂いた。

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ツアーのために摘み残しておいたバラを求めてバラ畑へ

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ほのかな香りがフワッと広がる

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参加者一人一人にバラを摘んでトゲを払って渡してくれた

カザンラクを出たのは14時半。この日の宿泊地は首都ソフィア。3時間ほどの道であり、途中ガソリンスタンドで1階トイレ休憩をした。誰かが飲むヨーグルトといい出し、1本試しに買って飲んでみた。日本で飲むような甘さのない、あっさりとしたものだった。

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のどかに列車が走って行く

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途中ガソリンスタンドに立ち寄りトイレ休憩

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ためしに飲むヨーグルトを買ってみた

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17時前ソフィアの街に入ってきた

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17時ちょっと過ぎ最後の宿泊先ラマダ・ソフイアに到着

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レセプションでチェックイン

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この日泊った部屋

夕食が19時でたっぷりと時間があった。ブルガリア・レヴァが心許無かったのでホテルで両替しようとしたら隣のカジノに行ってくれと言われ、カジノに入りメンバーカードを強制的に作られ、ようやく両替した。カジノのメンバーカードはデポジットもなく、単なる記念品となった。
ホテルを出て、北方向の駅の近くには行くなと言われていたので、南方向の市街地を目指したのだが、20分ほど歩いてようやく市街地入口の獅子の像が見えたところで、真昼間(実際は18時頃なのだが)からベンチに座っている人たちが増えて来たので、ホテルへと引き上げた。

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市街地の入口に流れている川

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北側の獅子の像 後でガイドブックを見たらここから市街地が始まる

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南側の獅子の像

ホテルに戻ったら、参加者の一人のスーツケースが届いていないとホテルとの間で添乗員がもめていた。バスから降ろして誰も確認しないうちに各部屋に運び込んだので、途中で良からぬ人に持って行かれたのかなどとトラブルになりかけていのだが、ホテル側の監視カメラで確認したらバスから人数分降ろしていないことが確認され、もう既に自宅に帰ってしまっていた運転手に連絡が行き、バスの荷物室に残っていたことが夜中になって確認され一段落した。

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夕食 メインのビーフは軟らかくおいしかった、地ビールを一杯

=つづく=