東欧旅行記 6日目の1 (2016.5.24)

トゥルチャはドナウデルタの街。遠くドイツの南西部の黒い森・シュヴァルツヴァルトから流れ出たドナウ川は、ドイツ・オーストリアスロバキアチェコハンガリースロベニアクロアチアセルビアブルガリアと旅し、ルーマニアで多くの支流に枝分かれし、一部はモルドバウクライナにも流れて黒海へと流れ出す。
豊かな土壌を運んで来た川は広大なデルタ地方に堆積されていく。それは植物だけではなく動物や鳥、魚などにとっても充分な栄養をもたらす。特に渡り鳥にとっては極寒の地シベリアとヨーロッパ、ヨーロッパと灼熱のアフリカ大陸など彼らにとって最適な環境で繫殖や巣立ちを繰り返すことが可能になる。
今回のツアーの参加者のSさんはアフリカの地で何百万羽といわれるペリカンの群れに感動し、その繁殖地といわれるドナウデルタへの訪問を決めたということで、この日のクルージングを楽しみにしてきたとのことであった。

6時半モーニングコール、朝食で7時半バッゲージダウン、8時集合でホテル裏手のクルーズ船乗り場へと向かった。大きな船に乗り込んだが僕たち8名と添乗員、そして昨夜夕食の時から合流したルーマニアのガイドピーターさんの10名での貸し切りである。
船はドナウ川の本流を少し下り、そこからデルタの中にあるネブル湖まで片道90分ほどを行って戻り、さらに本流をウクライナの近くまで遡り、船上で昼食を食べて13時過ぎに戻るというゆったりとした旅となった。

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泊ったホテルの部屋が広く、東面に斜めに切られたのカーテンなしの窓に朝陽が登った

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ビュッフェスタイルの朝食

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朝からスイーツがたっぷりと補充されていたが手が出なかった

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ホテル・デルタ、4スターの正面

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ホテル裏手の船着場からクルーズ船に乗り込む

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全員が乗り込みすぐに出航

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操縦室の窓に貼りだされていた地図 赤丸トゥルチャから下流のネブル湖を目指す

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宿泊したホテルが遠ざかって行く

走行中に見たものはほとんどが鷺や鵜などの水鳥。中には鷹や鷲などの猛禽類もあったが、肝心なペリカンは7~8羽が大空を通って行ったが今は繁殖期なのでめったに人前に姿を出さないのだとか。またハクチョウは湖の遥かかなたに浮いているのが確認できた程度だった。

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ドナウ本流を下って行く

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少し行くと支流に入った

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鷺が水面を探っている

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ツーリストキャンプの側を通った オスワリをした犬が控えていた

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猛禽類が木の枝に停まって鋭い眼を光らせていた

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前方の湖に白鳥が浮かんでいた

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僕たちの乗った船の同型機

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鵜の姿もあった

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大形の鳥、多分ペリカンと思われる群れが上空を通り過ぎた

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鴨などの水鳥も顔を見せていた

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この少し先がウクライナの地だという

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2階建ての船の前方がバードウォッチングの最適位置

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こんな立派な船室で昼食

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船の中で食べた昼食

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13時20分 出航したホテル前へと戻ってきた

=つづく=