ヨーロッパぶらり一人旅 13日目 (2016.4.17)

今日は現地オプショナルツアーのベルサイユ宮殿1日ツアーに参加した。ツアーは午前の部、午後の部、そして朝から夕方までの1日ツアーに分かれている。1日ツアーといっても午前の部+午後から庭園内の自由散策で、ただ長く宮殿に留まっていて、夕方指定の時間に午後の部の人たちが帰るバスで拾ってもらえるだけである。庭園の入園料(9ユーロ)は自前で払わなければならない。
今日の午前の部は僕の他に3名、そして午後の部は10名であった。午前中マイバス社と契約している大学の先生(ルイ14世研究の第一人者)の案内で団体専用入場口から宮殿内に入り、一つ一つの部屋を2時間以上掛けて丹念に見ていくのであるが、絵やルイ14世のエピソードなどを交え他の見学者が注意を払わないようなことまで丁寧に判りやすく解説していただいた。
ルイ14世は君主である以上誰よりも物事を知っていなければならないと、研鑽を惜しまぬ人だったらしい。一級の建築士であり、造園士で誰よりも花の育て方がうまくどの花を近くに並べると弊害があるかなどということにも詳しかったとのこと。バレーダンサーであり、トゥシューズの発明者であり、ビリヤードの発明者でもあり、フランスにおける時計職人の扱いにも詳しかったなど、次々とエピソードが飛び出していった。

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ホテル ロッジ デュ セントレの朝食 7時少し前に行ったので品数が少なかった

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朝のパリの街 側溝に水を流して汚物を取り除いている

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マイバス事務所 8時15分集合に充分間に合った

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バスでベルサイユに向う途中、凱旋門の下を通った

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9時ちょっと前にベルサイユに着いた フランスではパレスではなくシャトーである

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シンメトリックが基本のベルサイユだが、唯一教会は右端に作られている

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最近部分修復が行なわれたそうで、金ピカの王冠、太陽王水仙の紋章

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最初の間から金の装飾が目立つ

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遠近法を使って奥行きを演出

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ヘラクレスの間 中央右で棍棒を持っているのがヘラクレス

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ヴィーナスの間

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ルイ14世肖像画 72歳(1643~1715)まで生きた名君

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戦争の間

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ベルサイユ宮殿で一番豪華な鏡の間 シャンデリアはもともと今の倍の数あった

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宮殿のど真ん中の王のベッドの裏の部屋からシンメトリックに庭園が延びている

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王のベッド 起きると正面から朝陽が差し込む

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10時40分宮殿内部の各部屋を回り宮殿前に出てきた

宮殿前に出てきたところで朝の組のガイドツアーは終わり。ガイドと3人の参加者とは別れ、9ユーロ払って庭園に出てみた。庭園の一番奥まで行くと外に出れるようになっていていくつかのレストランがあったので昼食にした。
庭園の外に出てもチケットをなくさなければ何度でも入場できる。特にこの日は午後から雨に見舞われ、建物のひさしや吹き抜けのところに逃げ込み、陽が戻ってきたら再入場を繰り返した。

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宮殿裏の庭園を巡る

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噴水のさらに奥に大きく長い池が広がっている

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魚たちの口から噴水が吹き出している

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剪定された木に子供が思わず抱きついていた

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宮殿から最も離れたところの噴水

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大きな鳥がつがいで宮殿の池を目指して飛んでくる

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宮殿を出たところのレストランで昼食

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スパゲッティ・ボログネーゼを食べた

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昼食を食べ終わる頃から雨が激しくなってきた

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宮殿のひさしへと逃げ込む人が多かった

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音楽に連動して噴水が踊り出す

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建物内へと逃げ込み売店でコーヒーなどを買って休憩

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庭園に出たり入ったりを繰り返し、最後にはベルサイユ宮殿から撤退

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ベルサイユ宮殿の先端にルイ14世の騎馬像が飾られている

16時半に午後の人たちやガイドと落ち合い、バスでマイバスの事務所へと戻り17時半に解散となった。
その後ホテルに戻る前にノートルダム大聖堂まで足を延ばしてきた。

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バスでマイバスの事務所に戻る途中エッフェル塔の脇を通過

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解散後、ルーブル美術館前を通って散策

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セーヌ川を渡りシテ島

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サント・シャベルの先頭の横を通過

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30年前にはノートルダム寺院の中に入ったが、今日は閉館時間を過ぎていた

ノートルダム寺院からルーブル美術館前を通りホテルへと帰った。
夜になってホテル近くの日本語メニューのある店に入り夕食。ノルマンディー風カツを注文したらポテトかパスタかサラダかと聞かれたのでパスタにしてもらった。きのこのクリームのきいたパスタで、カツと合わせて今回の旅の中で一番おいしかった。

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ホテルから表通りに出たところにあるレストラン

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日本語メニューが店先に出ていたので入店

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ノルマンディ風カツと赤ワインを注文

今日も良く歩きました。明日は一日中フリーで、気まぐれ散策を。。。

=つづく=