ヨーロッパぶらり一人旅　８日目 (2016.4.12)

結論だけを書いてしまうならば、今日は予定通りにベルギーのブリュッセルから列車に乗ってフランスに入り、南仏のコートダジュールの中心都市ニースに到着したということになる。８時間４０分の長旅であった。
ところが細かなことを書き上げればきりがないのであるが、僕にとってフランスは３度目。
僕の海外渡航歴を見てもらうと３６歳の５月連休に３回目の海外旅行先としてロンドン－ローマ－パリを妻と共に訪れている。これは会社の労働組合の行事で全国から５００人の団体を募り、５コースに別れヨーロッパ各地を訪れて、最後に全員がパリに集合してパーティーを開催した。その頃に一企業がこれほど大規模な行事を開催したのは画期的な試みであった。
２回目のフランスは昨年の７月にスイス旅行の最初にシャモニーを訪れている。
そして今回ＪＡＬのマイレージでヨーロッパを旅するにあたりどうしてもフランスに着てみたかった。今回の旅行先の１番の目的地は最後に訪れるモン・サンミッシェル。それ以外はどこに行っても良かったのだが、南コートダジュールのニースに行ってみたかったのである。

今日旅行前にメインの行程の列車をＲＡＩＬＥＵＲＯＰＥというサイトでインターネット予約しておいた。スタートは１０時３１分発のＴＧＶと朝ゆっくりの設定。ただここで時間よりもかなり早めにホテルを出たことがあとあと助かることに。ホテルから歩いて僅か３分のブリュッセル中央駅に行き乗り込む列車を探す。しかし見当たらない。そこで駅構内にいる車掌さんに聞いたら、あなたの乗る列車はブリュッセルＭｉｄｉという隣の駅から出るのですよ、と言われセントラルとＭｉｄｉは違うのかいと反発しながらも１駅隣の駅へ移動。そしてここでも思った通りに行かない。５番ホームだと言われ１０何番ホームだかから移動すると、６番ホームから若い番号が見当たらない。そこは国際線なのでホームの位置が少しずれていて入口に係員がいてチケットをチェックしていた。
さらに５Ｂ番ホームだと言われ５番ホームに登るとドイツ行きのＩＣＥがホームに止まっている。おかしいなと思いながらさらに先に行くと、有った！　フランス行きのＴＧＶの車両が、ドイツ行きのＩＣＥの車両の先に反対方向を向いて並んでいた。ＩＣＥが５Ａ番ホームで、同じプラットホームなのにフランス行きのＴＧＶが５Ｂ番ホームなのである。
ホテルを早く出てよかった。列車に乗った時に１５分ほど余裕があったが、もしホテルから駅まで近いからなどとゆったりしていたら乗り遅れたかもしれない。

朝ブリュッセル中央駅で聞いたらブリュッセルＭｉｄｉが始発だと言われた

ブリュッセルＭｉｄｉ駅の５番線にはドイツ行きのＩＣＥが止まっていた

ホームの先まで行くと鼻を突き合わせる形でＴＧＶの列車もいた

列車に乗り込む　外人さんは力が強いから網棚まで簡単に乗せてしまう

よかった、バッゲージエリアが車両の前後にあった

無事に乗り込むことができて発車

列車が動き始めたら今度は男女７人と犬１匹のセキュリティが乗り込んできた。そしてバッゲージエリアまで行き自分の荷物を指差して教えてくれと言う。これもテロ対策の一環なのか？　バッゲージエリアのスーツケースと網棚のザッグを確認しただけで、何の問題もなく次の車両へと移動していった。

荷物のセキュリティチェックです

男女７人と警察犬が乗り込んで来ていた

ヨーロッパの鉄道の切符を買うと乗車駅と降車駅の時刻しか知らされないのが普通。今回も最初ブリュッセルＭｉｄｉから乗った時にはほぼ満席だったのだが、１時間半ほど走った最初の駅で数人の乗客を残していっせいに降りていった。いったい何事だろうかと驚いてオタオタしていると、近くの人があなたはこのまま乗っていけば良いのですよと教えてくれた。
このＴＧＶはブリュッセルＭｉｄｉを出て、次がＡｅｒｏ（ドゴール空港だったみたい）、さらにＭａｒｎｅ－ｌａ－Ｖａｌｌｅｅ、Ｌｙｏｎ－ＴＧＶそして僕が乗り換えるＶａｌｅｎｃｅ－ＴＧＶと進んでいく。４番目の駅で１４時４０分に下りて乗り換えればよいと教えてもらった。