ネパール・ハイキングツアー　３日目 (2016.3.20)

この日の予定は、国内線でカトマンズからルクラ（標高２８４０ｍ）へと飛んで、そこからヘリコプターで標高３８００ｍのシャンボチェまで一気に上がる予定となっていた。ヘリコプターに乗ることから、上まで持って行く最低限の荷物を自分のザッグとレンタルのダッフルバッグに入れ、登山に不要な荷物を日本から持って行ったスーツケースに前夜の内に分けておき、朝出がけにカトマンズのホテルに預けていくことになっていた。
飛行機やヘリコプターの定員との兼ね合いからメンバーは２組に分けられ、第１班は４組の夫婦参加者８名と添乗員のＳさん、さらにクラブツーリズムの幹部（こちらもＳさん）の計１０名。そして第２班は５名の女性一人参加者と僕、山岳ガイドのアンシンさんの７名である。
僕たち第２班はこの日は朝が早く５時１５分にモーニングコールで、６時にホテル出発となっていて、第１班はそれよりも１時間早い出発でモーニングコールも４時半なので、僕たちは遅い第２班で良かったと内心喜んでいたのだった。

朝早いので弁当ボックスです　パン２個、茹玉子２個、りんごなど

６時２５分カトマンズの国内線ターミナルに到着

シムリック航空のカウンターで見かけたエベレスト・ビュー・ホテルの創始者宮原氏と記念撮影

シムリック航空のカウンターでザッグ、ダッフルバッグと体重を計量

チェックの手続きが済んだが待合室が混んでいるのでコンコースで時間が来るまで待つように指示された。５時にホテルを出た第１班もまだ待合室で待機させられているようで、僕たちを引率しているアンシンさんとひっきりなしで電話連絡を取っていた。
長く待たされて動きがあったのは９時２０分。第１班が乗った飛行機が飛び立ったということで、荷物を持ってセキュリティチェックを受けて待合室に入るよう指示された。
余談だがネパールではセキュリティチェックが男女別に行なわれるのだが、待合室の入口にトイレと同じマークが書いてあり、コンコースで待っている時間が長くそのマークをトイレと勘違いして入ろうとして停められてしまった。

各航空会社のカウンターが並ぶコンコースで待機

待合室に移動するよう指示されて男女別に分かれたセキュリティチェックへ

ルクラまでのシムリック航空のチケット

待合室内部　土産物売り場やコーヒーショップなどもある

待合室に入って１時間ほど待たされ、１０時１５分にバスに乗り込み滑走路の端まで行って、第１班の乗って行った飛行機がルクラから戻って来るのを待った。しかし一向に戻ってこない。本来ならば片道３０分ほどだから１時間ほどで戻って来るはずである。
結局１０時４５分にこの日の運航中止が告げられ、全ての荷物を回収し国内線カウンターから出て駐車場へと戻された。

いよいよルクラ行きの飛行機に乗れる　搭乗ゲートに呼ばれる

シムリック航空のバスに乗り滑走路の端まで移動

しかし残念ながら欠航が知らされ駐車場へと戻った　前の台車の上には青いダッフルバッグ

現地旅行会社のカトマンズ担当ガイドのベンさんが急きょ呼び出され、駐車場で山岳ガイドのアンシンさんとバトンタッチ。
２台の車に乗り込み先ずは昼食へ。スケジュール変更を配慮して現地では高級とされる日本蕎麦店へ。何でも長野の戸隠で修業したシェフの店で、カトマンズで採れる韃靼蕎麦を使用したもので、期せずして「手打ちヒマラヤ蕎麦」と名付けられた本格的な蕎麦が味わえた。