台湾旅行2日目の1 (2015.6.17)

前夜は帰ってから同室の会計を担当する<く>は計算が合わないと、出金メモと台湾圓と日本円、それも会費の分と個人の分、どちらかが多くてどちらかが足りないらしく何度もひっくり返していたが、結局はあきらめて0時過ぎに眠りに着くことになった。その後僕の酷い鼾に悩まされたのかどうか?
一夜明けこの日から島一周のツアーへ出発。朝は6時前から起き出してスーツケースを纏め6時半には朝食へ。
7時40分にホテルを出発する間際になって<く>は今度はカメラがないとスーツケースの中までかき回していたが結局見つからなくて日本にいる奥さんに問い合わせ、奥さんを叱り飛ばしたのだとか。後日談だが4日目になって手荷物のバッグのポケットにあって、荷造りを奥さん任せにするからだとか、台湾に着いたらすぐに使うものを賢い<く>の奥さんがスーツケースになんか入れるわけがないだろうとか、とにかくみんなから責められるはめになってしまった。

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朝6時前に起き出してホテルの外を見てみた 今日は快晴、この旅行も幸先から縁起が良い

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6時半、ホテルの1階のレストランで朝食

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7時を過ぎるとホテル前の通りは通勤のバイクが列をなしていた

HISのツアーは出発地もホテルも参加するコースもバラバラ、この日の朝になって幾つかのホテルの人々をピックアップして、ようやく台湾を一周するツアーの人がバスに揃った。
このツアーに参加したのは全部で28人。中には日本に住んでいる中国人のグループや、中国人の学生3名も一緒であった。添乗員は日本語で説明しているが、皆さん理解できているのだろうかと不安になったが、3日間一緒にバスに乗っていて食事の時に同じテーブルに着くこともあり、日本語がかなり達者であることが判った。
ホテルを出発し、まず向かったのは中正祈念堂。蒋介石を祀っている。2年前に来た時には台北に着いた4日目の夕方の閉館間際に祈念堂の中に入り衛兵の交代式を見たが、今回は9時前ということで祈念堂が開く前で中には入れず、さらに入口の門は工事中であった。

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台湾総統府の建物 日本統治時代に建てられた建物で東京駅と同じ設計者による

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中正祈念堂の裏側の大忠門と大考門は開いていた

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正門は工事中であった 工事中の掲示板には7月31日に竣工並びに開放となっていた

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中正祈念堂 大理石の階段は蒋介石の行年に合わせて89段あるそうだ

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中正祈念堂に向かって左側にある国家戯劇院

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中正祈念堂に向かって右側にある国家音楽院

中正祈念堂は9時に開館するがその前に祈念堂を離れ、最近日本のTVで格安ツアーの裏側を紹介する番組でも流れていた有名お茶店へ。
ここで高山烏龍茶や東方美人茶などのセミナーを聞きながら試飲させてもらう。さらに旅行が始まったばかりだというのに台湾茶の土産を購入。

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台湾茶のお土産屋に到着

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高山烏龍茶や東方美人茶などのセミナーを聞きながら試飲

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次の目的地である日月潭に向けて出発

お茶の土産店を出て次の目的地日月潭に向かったのだが、高速道は大渋滞。普段ならば1時間ほどで行ける新竹を抜けるのに3時間近くかかってしまった。
挙句の果てにツアーのパンフレットに移動のバス中でWiFiが使えるというのが売りだったのだが、確かにWiFiの電波は強く飛んでいたのだが教えてもらったパスワードでは繋がらず、WiFiは3日間ホテル以外では全く使えなかった。これにはスマホやPadに強い<て>も、YouTubeにアクセスできず期待外れであった。
結局昼食が予約されていた埔理(ほり)に着いた時には13時を回ってしまっていた。

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高速道で有名な圓山大飯店の前を通過

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渋滞で新竹を抜けるのに3時間近くかかってしまった

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日月潭の北側にある埔理のレストラン 前回もここで昼食を食べた

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このツアー、昼も夜も啤酒(ビール)と紹興酒 会計の<く>はもう財布を出して?

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みんな急いで食べて、飲んで 僕のカメラが間に合わず他のメンバーの手が延びる

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酒どころの埔理で飲んだ紹興酒は値段の高い15年物? それとも12年物?

14時15分、ようやく日月潭に到着。ここでは1938年日本統治時代のダム工事で水没する水社村の竜鳳宮と益化堂を移転した文武廟を訪れた。
孔子、武聖関公、開基神明を祀ったこの文武廟は1999年の大地震で壊滅的な被害を受けたが、多くの人の寄進で再建されている。
ここも前回訪れたところである。

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日月潭の碑

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前回来た時は霞んでいて対岸を見ることが出来なかったが、この日の水面は綺麗であった

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日月潭の碑の裏面に文武廟と彫られている

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文武廟には台湾で最も大きい狛犬がある こちらは左側

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看板には水雲宮とある

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武聖殿の天井には無数の観音像が飾られている

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武聖殿の中に祭られている 右の赤ら顔が武聖関公、左は開基神明

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武聖殿の裏手のカラー版の九龍

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上の建物には孔子が祀られている 賢明な孔子の周りには飾り立てるものは不要

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孔子廟の更に裏にある五爪の九龍と欞星門

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下に降りて狛犬の前にある三聖人などの像

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右側の狛犬

=つづく=