台湾旅行1日目 (2015.6.16)

今回の旅行は神奈川県にある会社の同期入社の退職記念として幹事の<な>が探してきたHIS社の格安ツアーで、成田空港発着のタイガーエアで行く台湾一周の旅である。神奈川県や埼玉、東京に住むメンバーにとっては成田発着のため格安なのだろうが、一人だけ静岡県掛川に住む僕にとっては往復の新幹線代や前泊のホテル代などが余計にかかってしまい負担は大きいのである。2013年2月に妻と一緒に静岡空港から行った台湾周遊のツアーと値段的には変わらないものとなってしまった。それでも昔の仲間たちと会うことは、それより重要なことなので参加することにしたのである。
今回は今年の4月から就航しているタイガーエアというLCC (Low Cost Carrier)を使うツアーだということで、国内国外を通じての初めてのLCC体験なので有料の機内食や飲み物についても非常に興味を持っていた。

タイガーエアの成田空港12時10分発台湾桃園空港行きIT201便に乗るため、成田空港第2ターミナル集合は10時10分。掛川を朝一の新幹線に乗れば10時前に成田に着くことは可能なのだが、現役時代に豪雨のために午前出発の飛行機に乗れなかった苦い思い出があるので前日の内に成田空港近くのホテルに前泊した。
朝9時過ぎにホテルを出て空港まで行き、大船から成田エクスプレスで来るメンバーを待つ。メンバーの携帯電話番号は僕の携帯にも入っているのだが、どういうわけか携帯のメルアドは登録されていない。唯一登録されていた<く>にメールを送ると、もう空港に着いていてタイガーエアのあるGカウンターに並んでいるという。先ほどGカウンターの前を見た時には係員が来たばかりで、準備を始めたばかりだったのだが。みんなと顔を合わせると、早速今回の共通会費として3万円を請求されてしまった。オイオイ、僕なんか旅行の食事の時にそれほど飲まないし土産もほとんど買わないから、3万円なんて大金出したら小遣いがなくなってしまうよなどと言いながら、渋々今回の会計係の<く>に金を渡した。
チェックインしてスーツケースを預け、旅行会社にもらった両替手数料10%割引券を持って千葉銀行の両替窓口に向かった。実は僕自身も前夜の内に同じ窓口で2000圓(ニュー台湾ドル=TWD)だけ両替しておいた。台湾に着いてから両替する方が手数料が安いのを知っていたのだが、LCCの機内で昼食を買って食べなければならないのでとりあえず2000圓だけ両替しておいたのであった。両替カウンターの表示では1TWD=4.4447円だったが、僕が10%割引券で買えた時は4.3997円であった。逆算すると1圓あたり0.045円割引になっていたということは、日本では両替額の約1割の0.45円も手数料がかかるということである。
ちなみに1万円では2248圓が2273圓と25圓割引になるが、これが台湾に入国した後では銀行で2394圓、旅行会社の添乗員からは2430圓と150圓(日本円で660円kの価値にもなる)も手元に多く来ることになるのである。

さて両替も済みセキュリティチェックと出国審査を終えて搭乗口へ向かう。みんなが空いている窓口ですんなり出国していたのに、僕は自動ゲートを通ったら指紋照合にかえって時間がかかってしまい、それでも出国スタンプが押されない分パスポートの空白ページが長持ちするなどと変に納得しながらの出国。第2ターミナルの80番代90番代のカウンターはかつてシャトルカーが往復していたが今は歩いて行かなければならない。さらにこの日のタイガーエアは88番ゲートなので、さらにその先を一番端まで行かなければならない。搭乗まで1時間以上あったのでレストランに入り早速宴会開始。僕は下戸なので搭乗前に飲んだら機内で苦しくなるので自重して飲まないでおいた。

イメージ 1
旅行開始早々、搭乗前に早くも笑い声がこだまする 周辺にいた人には迷惑だったでしょう

イメージ 2
みんなビールに枝豆やソーセージですっかりご機嫌です

搭乗時間になりゲートに行き搭乗。機材はA320だが、機内にはビジネスクラスも一台のモニタもなくすっきり。乗組員も最低限の4名で年齢構成も他の航空会社に比べはるかに若い。これがLCCの所以かと納得。
台湾までの4時間弱の飛行中に有料機内食の豚スペアリブライスを注文し食べた。他のメンバーは機内でも相変わらずビールを頼み、お変わりも追加で注文!

イメージ 3
この日のタイガーエアは88番ゲートから出発

イメージ 4
ゲートに繋がれたタイガーエアの機材A320

イメージ 5
さすがにLCC ビジネスクラスも無し、モニタも無し、乗組員の数も最低限

イメージ 6
メニューから豚スペアリブライスを単体で注文 200圓は約880円

イメージ 7
香辛料の香りはいかにも台湾!という感じだったが、非常においしかった

台湾には定刻の15時よりも早く着き、早速入国審査ゲートを通り、HISの出迎えの係員の待つターミナルへ。HISを使ったのは2回目だが、ここで日本各地から同じ時間帯でいろんな飛行機でやって来る、台北でフリープランだったり僕たちのように台湾一周ツアーだったりするお客を集めて、バスに乗り台北の各グレードのホテルに送ってくれる。
空港では1時間近く待たされたが、桃園から台北まで40分ほどで移動し、さらに台北の免税店に立ち寄ってからこの日の宿泊先の山水閣には18時に着いた。

イメージ 8
桃園空港に着き入国審査場へ向かう

イメージ 9
入国審査を経てターミナルでHISの係員と落ち合う

イメージ 10
バスターミナルへ移動

イメージ 11
台北へ向かうバスに乗り込む

イメージ 12
桃園から台北までは高速道を移動する

イメージ 13
先ずは台北の免税店に立ち寄る これもツアー料金を安くするためには必須条件なのです

イメージ 14
再びバスに乗って台北市内を移動

イメージ 15
宿泊先の洛碁山水閣 (Green World Hotel) に到着

イメージ 16
ツインルームに宿泊 今回の旅行中は会計係の<く>と同部屋になった

今回のツアーには1日目の夕食だけは付いていない。そこで今回は幹事の<な>が、台北在住の僕たちの中の何人かが知っている元同僚の<し>さんに連絡を取って、この日の夕食を案内して頂くようお願いしてあった。
<し>さんは約束しておいた19時にホテルまで迎えに来てくれ、僕たちを最寄りの地下鉄(MRT)の民權西路駅に連れて行き切符の買い方や乗り方を教えてくれて、淡水信義線の大安駅にある「朝天鍋」というレストランへと連れて行ってくれた。
さらに食事の後は日本語が通じる「暁」というバーに行きカラオケまで付き合ってくれ、最後はタクシーの乗り方まで教えてホテルに送り届けてくれた。
僕も今回のメンバー<の>と共に<し>さんとは同じ職場で働いたこともあったが、25年前に別組織の人間となってから、さらに10数年前から<し>さんが台北に住むようになってからは疎遠になっていただけに、再開できただけでなく<し>さんの思いやりの深さに改めて感動を覚えた夜になった。

イメージ 17
ホテルを出てMRTの民權西路駅に向かう 右が今回お世話になった<し>さん 左は元同僚の<の>

イメージ 18
民權西路駅でひとりひとりが大安駅までのトークン(プラスチック製の切符)を購入 25圓

イメージ 19
赤い淡水信義線の終点・象山駅方面行きが来るのを待つ

イメージ 20
民權西路駅から8駅で大安駅に着く 東京の地下鉄ほど複雑ではないので田舎暮らしの僕でも大丈夫

イメージ 21
車内でも<し>さんとの話が弾む

イメージ 22
地下鉄内の博愛座は日本のシルバーシート 我々が年寄りに見えるようで席を譲られた

イメージ 23
大安駅で降り帰りの経路の再確認をしていたら、日本語を話す若い女性に親切に声を掛けられた

イメージ 24
大安駅で地上に出てレストランまで歩く

イメージ 25
<し>さんが予約しておいてくれた「朝天鍋」というレストランに到着

イメージ 26
店内では気を使わないですむ別室で、中華料理に舌鼓

イメージ 27
台湾啤酒(ビール)と豚に鶏に数々の料理

イメージ 28
この日は一枚の写真にまとめ切れなかった 左上の臭豆腐には大苦戦

イメージ 29
深夜までカラオケバーで遊びタクシーでホテルに戻った

=つづく=