コーカサス3カ国ツアー 7日目 (2015.5.21)

7日目の朝は6時半モーニングコール、7時から朝食で、8時半にホテルを出発である。連泊だったので部屋の隅々まで確認しないと忘れ物をしがちである。スーツケースは7時半までに部屋の前まで出しておけばポーターが集めてバスに乗せてくれるのだが、朝食をゆっくり食べたかったので7時10分にレストランに行く時に部屋の前に出しおいた。

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6時に目覚めて外を覗くとちょうど日が昇る時間だった

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7時10分にレストランに行き朝食

この日は午前中に、現在ではアルメニアで最も高いであるアラガシ山(4092m)の麓を通るルートで2日前と同じジョージアとの国境を目指す。このルートは2日前に国境からセバン湖に向かった時のルートよりも山を一つ隔てて西側の道を通る。
アラガシ山に近付くと文字公園という所があり、アルメニアがアルファベットの発祥の地なのだという。ガイドのルシーネさんによると世紀頃にギリシャ文字を基に作られたのだが当初36文字だったけれど12世紀頃に38文字になったり、小文字が生まれたのだという。僕たちのならっているアルファベットは26文字だし、文字公園の文字の形も少し違っていたので帰ってからウィキペデアで調べたらアルメニア文字(アルファベット)として載っていた。

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8時半、ナイリホテルを出発

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市内を抜けて行く時に英国のチャーチル首相が愛飲していたアララトコニャックの工場を通った

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高速道で事故があったようで少し渋滞し救急車も待機していた

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アラガシ山の麓のルートを行くと文字公園がある

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自分のイニシャルを探しているとガイドのルシーネさんに違う文字ですと言われた

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文字公園の背後には十字架が立っていた

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奥の方にアルメニア最高峰のアラガシ山の白い頂が見えていた

文字公園から30分くらいの所にあるスーパーに立ち寄りアルメニアで最後の買い物。みなさんアララトコニャック(プランディ)を買い求めていた。アララトコニャックは英国のチャーチル首相にソ連スターリン首相から定期的に届けられていた贈答品で、ある時味が落ちていることを知ったチャーチルの問い合わせにスターリンが調べたらスターリン批判の本が醸造所に転がっていたということ(無実?)でティスターが流刑になっており、すぐに呼びもどして味を取り戻したという逸話も残っている。
僕もアララトコニャックを1本買い求めたが、皆さんが買い物している間にリンゴの白い花を撮影していたら、その家の人に手招きされて家の庭を覗くと一家総出で建築用の泥炭かレンガを掘り出す作業の真っ最中だった。お互い言葉は通じないながらも、親切に見せてくれたので握手して別れて来た。

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アラガシ山の麓を通るルートにあるスーパーマーケットで買い物をした

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白い花が綺麗に咲いていたので写真を撮っていたら声を掛けられた

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家族総出で泥炭の掘り出し作業を行っていた

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これを庭に野積みして乾燥させるらしい

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最終的には建築資材として使用するらしい…身振り手振りでの話が正しければ?

スーパーマーケットを出てから2時間近く山道や旧ソ連時代の工業の街を走り抜け、次に停まったのは12時半で昼食の時間だった。アルメニアでの最後の昼食もしょっぱいチーズや野菜などを雨水パンに巻いて食べる定番の料理だった。

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冬の期間雪や氷で痛めつけられた道路は春から夏にかけて修理する

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といってもアスファルトで継ぎ接ぎ舗装をするだけなのでまた翌年には同じような状態になってしまう

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長い山道を下って行く

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時折牛や羊が道を塞いでしまうのはご勘弁を!

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山の中のレストランに到着 こんなところに一般の人が食事に来るの?

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今回の旅行、どういう訳か長いテーブルに並んで食べさせる所が多かった 中央は出入りに不便

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アルメニアだけでなくコーカサス全般で定番だった料理

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甘いケーキとコーヒーが付いた

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レストランの下に降りて行くと豊かな水量の川が流れていた

食事をしてから1時間ほどして国境に着き、ここまで親切に案内してくれたルシーネさんと別れ、来た時とは逆に200mの橋をスーツケースを引きずって渡り、ジョージア側のバスに乗り込んで首都トビリシのホテルへと向かう。
この日はあと夕食に立ち寄るだけなので、途中花の咲いている所にバスを停めて写真タイムを取ってくれた。

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この黄色い花は「馬肥やし」というのだと聞いたので、帰国後妻に確認したらそうだと即答された

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アザミの花でしょうか?

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赤いケシの花が咲いている所では畑の奥の方まで入って行った

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赤いケシの花をアップで

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川を渡ってエレバンの中心部へ

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エレバンの僕たちが停まるホテルとは別のホテルで夕食

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レストラン・絲綢之路にて中華料理をいただく

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全11品の料理をいただいた

レストランを出たのは19時20分、ホテルには19時50分に到着し、この日は久々に早く眠りに着いた。

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この日はまだ明るいうちにホテルに向かった

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トビリシでは1ランク上のデラックスホテル・マリオット

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添乗員がチェックインする間ロビーで待機

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20時過ぎとはいえ、通常よりも早めに部屋に入れた

=つづく=