フィンランド・オーロラツアー 4日目 (2015.1.20)

朝の6時過ぎまで空を見上げていたが結局オーロラを見ることはできなかった。
この日は10時から希望者は添乗員と一緒にユッラスの町の中を散策するというので、8時半頃朝食を食べに2階のレストランに行った。朝食の席もオーロラが見れてないので盛り上がりに欠けていた。
10時からの散策ははホテルを出て、前夜と同じようにアカスロンポロ湖に向かって北上、最初の交差点でまだかなり遠かったが左の方から自動車が近付いて来ていた。その時交差点を渡ろうとしていた女性が急いで渡ろうとしたのか戻ろうとしたのか僕の所からは見えていなかったのだが、滑って転倒したようだった。それから10分ほどした頃になってその女性が手首が痛くなってきたといい出した。その後散策が終わって添乗員さんと病院に行って診てもらったところ、どうも手首が骨折していたらしく手首を固定されて帰って来た。まだオーロラも見えていないのに、ツアー初っ端から災難であった。
散策は湖の畔を東まで歩いて行き、○○ツーの同じツアーの9~11月のコースで使っていたアカスホテルの前を左折し、湖の東側から凍結している湖面に出た。そして湖の上を西に3分の1ほど進み、今度はそこから南下して前夜オーロラを見ていた辺りまで来てから今度は少し西の方にずれて、スーパーマーケットのところで湖から上がった。
そこでスーパーに入って買い物をしたい人と、ホテルに戻りたい人とに分かれ、ホテル近くまで戻った所で防寒着のサイズの合わない人は前夜防寒着を借りた店に立ち寄って交換して貰ったりしていた。

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朝8時半頃ホテルの2階に行きビュッフェスタイルの朝食を摂った

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旅行パンフレットに載っていたアカスの町のマップ

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10時に集合し添乗員と一緒にアカスの町の中に散策に出掛けた

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湖畔沿いの道を東に向かって歩く

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道路の反対車線側のスポーツ店 スキーのレンタルをやっている

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町の東はずれには日本の神社の鳥居に似た雰囲気のゲートがあった

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9~11月のツアーでは湖畔に近いアカスホテルを使っていた

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湖畔の東側にあった道路地図

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全面凍結し雪の積もったアカスロンポロ湖の湖面に出た

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湖に入って200mくらいのところ この道標は凍結してから設置されたもの?

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湖の南東側にあるスキー場

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湖の南側にあるスーパーマーケットに抜けた

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湖の南側はスーパーやレストランのある、町で一番の繁華街

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11時15分にホテルに戻ってきた

昼食はホテルのロビーに11時55分集合。今度は湖とは反対に南側にあるPOROというレストランに出掛けた。昼食のメニューはマッシュポテトの上にトナカイ肉が載りクランベリーのジャムが添えられている。どうせ夜まで寝なければいけないのでビールを一杯頼んだ。

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ホテルから500mくらい南に行った所にあるPOROというレストラン

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メインはトナカイ肉、午後からはどうせ昼寝なのでとビールも頼んだ

昼食後参加者の若い女性が氷の世界でシャボン玉を飛ばせたらどうなるか実験してみたいと、日本から持ってきたシャボン玉液でシャボン玉実験をしてくれた。なかなか好奇心旺盛である、というか発想がユニークである。結果シャボン玉は飛ぶのだが、やがて飛んで外気温で凍って弾けるのか、弾けて飛んで凍るのか、どちらが先かは判らなかった。ただ弾けて空中に欠片が漂っていた。

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シャボン玉を吹いて飛ばして見せてくれた

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空中にはシャボン玉のかけらが凍って漂っていた

この夜のオーロラ観察への出発は21時。昼食後3時間ほど寝て、18時頃に日本から持参したカップ麺を食べて夕食とした。その後カメラをセットして19時頃から朝も行ったホテル脇の林の道へと出掛けてみた。この日は雲もなく満天の星が見えていたのだが、残念ながらオーロラの気配もない。

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ホテル脇の林から見た北の空にある北斗七星

一旦ホテルに戻り皆とロビーで落ち合い、21時になり昨夜と同じくアカスロンポロ湖に行った。ここが町の明かりもなく一番暗いからなのだが、前夜は雲に町の明かりが反射していたのだったが、この夜は晴れて満点の空になっていて放射冷却により温度も下がっていた。
とはいってもやはりオーロラの気配もなく天文観測という雰囲気。北にはカシオペア北極星-北斗七星が、南には日本で見るよりははるかに低い位置にオリオン座が見えていた。僕は視力が弱いのでスバル座の星々は識別できなかったがそれもなんとなくぼやっと見えていた。
22時頃に西の空の遥かかなたで2度ほど閃光があり、おっと思ったがそれ以上近付いてくることもなかった。湖の上には2時間ほどいたが見切りをつけてホテルへと戻った。若い人たちはその後も数時間湖の上にいたらしいのだが。。。

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南の日本で見えるよりははるかに低い位置にオリオン座が見えていた

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西の空の遥かかなたに2度ほど閃光が見えたのでシャッターを切った

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上の写真と同じ位置での写真 右側下部での光が少し違う

湖というものは氷が張っている上に雪が積もっている。それに対して林の中は土なり舗道なりの上に雪が積もっている。この違いは同じ温度であっても冷え込み方の違いに出るようで、林に戻ってからの方が湖の上にいるよりも楽で、長時間外にいても苦になることはなかった。
結局トイレ休憩にホテルとの間を出たり入ったりを繰り返し、また途中湖から戻って来た人たちも顔を見せ、その中の一人とは一緒に寒いのと眠いのとに耐えて朝の6時まで林で粘っていたのだがこの夜もオーロラは現れなかった。

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ホテル横の林の南側 中央下にオリオン座が見えている

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ホテル前遠方にはスキー場の光が見える

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一時北側に雲が出てきたが全面に広がることはなかった

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朝の6時 この日もオーロラは出現せず引き上げることにした

=つづく=