フィンランド・オーロラツアー 5日目 (2015.1.21)

前夜というか、この日の朝は6時まで粘ったものの、結局オーロラも見えず、湖の上から見た遠方の閃光のみという結果に終わり、部屋に戻りサウナに入って体を温めて眠り朝9時にセットしておいた目覚ましで起きた。
その後朝食を10時までかけてのんびりと摂り、また部屋に戻ってDon’t Disturbの札をドアノブに掛けて転寝をしたり文庫本を読んだりして夕方までを過した。

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この日の朝食 酢漬けのイワシがおいしかったので多めに取った、さらにワッフルも。。。

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ワッフルは専用のプレートと小麦粉を練った種が用意されていて自分で焼いて食べる

このホテルで最も嬉しかったのは各部屋にサウナが付いていたこと。タイマー付きの電力ヒーターの上にセットされた石を焼き、裸でサウナ室に入り石の上に水をかけて部屋を蒸気で満たす仕組み。4日間の滞在中は自分の好きな時間に使え、寒い外に出掛ける前に戻り時間に合わせてタイマーをセットしておけば、帰ってすぐに温まることが出来る優れものである。滞在中1日に何回もサウナに入っていたら、新陳代謝の効果もあったのか顔などもすべすべの状態になった。

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加熱ヒーターのタイマー サウナの入口には日本語の説明も付いていた 温度は60度くらい

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サウナ室に裸で入り熱せられた石に水を掛けると部屋が蒸気で満たされる

この日は当初から昼食も夕食も設定はなく各自で調達することになっていたため、最初から北欧の物価は高いのだから昼夜兼用の食事を1回摂れば良いと考えていた。それでも前日と同じカップ麺にするつもりはなく外にピザでも食べに行こうと出掛けた。

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アカスロンポロ湖のオーロラ撮影ポイントに降りて行く入口にあるスポーツバー

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スポーツバーの店内

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スプライト+サラミとツナがたっぷり乗ったピザ €12.4だった

ピザを食べてホテルに向い歩いていると、子供を散歩させている人や町を歩く人たちが立ち止まり、時折町の暗がりや上のほうを覗き込んでいる。どうもうっすらとオーロラが見えているらしい。
ホテルに戻り、この夜のオーロラウォッチングのためにザッグに仕舞っておいたカメラや防寒機材を急いでセットし、前夜まで長時間待機していたホテル脇の木陰へと出てみた。
うっすらとであるがオーロラに間違いがないと確認したことで再びホテルに舞い戻り、廊下でオーロラが出ているよと皆に触れ回る。この日の1階部分には○○ツーのツアー参加者だけで占められているので、多少わめいても問題はなかったみたい。
そうこうして大部分のツアー参加者が暗がりポイントに集まってくる頃には、オーロラも全開モードに突入し30分ほど続いた。皆に触れ回ったことで感謝されたのだが、中にはオーロラが出ているという声が届かずに見損ねた人もいたようだった。

この時撮影したオーロラの写真はこの書庫の最初のページでも10枚紹介しているが、今回はフォトレタッチソフトで補正を加えたものを4枚ほど掲載する。

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1月21日17時12分、露光時間5秒、F4.5、ISO3200 焦点距離10mm レタッチ済

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1月21日17時23分、露光時間3秒、F4.5、ISO1600 焦点距離13mm レタッチ済

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1月21日17時26分、露光時間3秒、F4.5、ISO1600 焦点距離24mm レタッチ済

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1月21日17時28分、露光時間3秒、F4.5、ISO1600 焦点距離19mm レタッチ済

今回のツアーに初海外旅行でオーロラを見たくて参加したというHさんという若い女性から旅行後に写真を何枚か送ってもらったのだが、その中の1枚を紹介しておこう。というのも初オーロラという割にはオーロラの色が綺麗に撮れていたからである。ただ手前の林や雪が明るく写り、なおかつ緑っぽくなってしまっているのが難ではあると思うのだが。。。
ちなみに彼女の使っていた新しいカメラはNIKON D5300で、写真に付いていたデーターを見てみたらレンズはF値が1.8と明るいもので、ISO値も400で設定されていた。

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1月21日17時43分、露光時間3秒、F1.8、ISO400 焦点距離35mm


30分ほどでオーロラの動きも落ち着き、もともと20時からに設定されていたオーロラウォッチングにバスで出掛けた。
最初はスキー場に併設されたアクティビティセンターに行き、まずはスノーシュー(日本の雪国で使われるかんじきの洋版)の体験でセンター裏の林の中の新雪のエリアを歩いて回った。
その後施設内の暖かいところでコーヒー・紅茶を飲みながらオーロラを待つ予定だったのが、8割方の人が出発前にオーロラを見たことで満足しコーヒーを飲みながらも完全にユッタリマッタリモードになっていた。
僕の方は19時頃からカメラの電源を入れて撮っていたので22時前には電池交換になってしまった。この時にカメラの電池蓋がなかなか開かずにもたもた取り替えていたらいつの間にかレンズ表面が結露してしまったようで。
更にその時にレンズの焦点を無限大で固定しておいたのもずれてしまったみたいで、一気に撮影のテンションが下がってしまった。
帰りに皆と一緒にアカスロンポロ湖で下ろして貰ったものの、静寂モードに入ってしまったオーロラとレンズが結露したカメラでは。もう少し湖に残るという人たちを残して、早々にホテルに戻った。
ホテルに戻ってからも近くの林に出て撮影してみたが、オーロラの状態も薄い光は出ているものの動きに変化はなく、この日の撮影を終了した。

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バスに乗って予定されていたオーロラウォッチングに出掛けた

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最初にスノーシュー体験

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皆で新雪の林の中に入って少し歩いた

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アクティビティセンターの上空でもうっすらとオーロラは見えていた

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北斗七星も見えていた

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アカスロンポロ湖でバスから降ろしてもらったがレンズ前面が凍結した?

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ホテル脇の林に戻ってもオーロラはずっと見えていたが北斗七星もぼやっとしていた

=つづく=