イタリアの旅 6日目の2 (2014.7.23)

カプリ島から12時15分発の船で戻り、シーフードリゾットのレストランで昼食を摂って、バスに乗り次の目的地マテーラに向かった時には14時半になっていた。ナポリからマテーラまでは250km、約2時間半の距離にある。
マテーラはメル・ギブソン監督・主演の映画パッションのロケ地だった所。この映画はキリストの最後の12時間、十字架を背負って丘の上まで歩かされ磔となった過酷な場面を描いた2004年の作品である。きっとゴルゴダの丘にふさわしい風景が展開されているのであろう。リアルティを追い求め全編ラテン語のセリフなのだが、さらに他の言語への吹き替えを許さなかったのでDVDも各国語字幕のものしか発売されていない。そんな「パッション」というDVDをマテーラに向かう道中に添乗員の意向で放映したのだが、画面が小さく雰囲気ぐらいしか見ることが出来なかった。

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ナポリの街をあとにする

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バスの車窓から広大な土地のところどころに風力発電のプロペラが見えていた

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イタリアも農業国としての一面が見受けられる

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マテーラの街が近付いて来た

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マテーラの街の中心ドゥオーモに向かう

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ドゥオーモ 正面には日本人が作った大きな涙形のオブジェが置いてある

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ドゥオーモの左側面にある像

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ドゥオーモの左側に広がるサッシと呼ばれる洞窟住居群

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左の丘の上に建つサン・フランチェスコ・ダッシジ教会から下に降りて行く広い石段が見通せる

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ドゥオーモからサッシの街へと降りて行く

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サン・ピエトロ・バリサーノ教会の前に出た

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その近くにある洞窟教会

洞窟教会の裏手には洞窟住居があり、団体割引で€1.5払うとイヤホーンガイドに日本語版の物を使えるように貸し出してくれる。これを使いかつての生活の様子を垣間見ることが出来る。

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洞窟住居博物館の入口

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馬と共存する生活を送っていた

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キッチンにはかまどや鍋釜

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洗濯板や織機

妻は家ではしょっちゅうBS-NHKなどで岩合さんの猫の番組を見ていて、僕なんかよりも世界中の猫のいる観光地の名前を知っている。今回もイタリアに行くと言ったらカプリ島アルベロベッロには猫がたくさんいるからねと、暗に猫の写真を撮って来るよう催促していたのだが、この日の朝行ったカプリ島では一匹しか猫を見かけなかった。しかし妻の話に出てこなかったマテーラでは何匹か猫を見かけたし、犬も多く居た。そこで。。。

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マテーラで見かけ近寄ることができた猫と犬の写真

マテーラを出たのが20時近く、すぐに夕陽が落ちる時間となった。この日の宿泊はアルベロベッロ。マテーラからは70kmとあったが、バスにナビは付いているのだが大型バスの入って行ける道以外も指示が出るようで、狭い道を入った所でパトカーのサイレンを聞く羽目に。運転手と話していて反則切符を切られたのかどうかは判らなかったが、バスをバックで広い道まで誘導してくれた。その後も間違え間違え(?)ホテルに辿り着いたのは、旅程表より1時間遅れの21時半になっていた。
早速レストランで食事し、部屋に入るまでにスーツケースが部屋まで届いていた。

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マテーラを出る頃に夕陽の落ちる時間になっていた

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それでもサマータイムの季節は日が沈まないで待っていてくれる

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アルベロベッロのHISマジェスティホテルに到着

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遅く着いたので、まずは夕食を。。。

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部屋に入った時には23時ちょっと前だった

=つづく=