バルカン半島の旅 10日目の2 (2014.4.16)

ユーゴスラビア社会主義連邦共和国といえばチトー大統領。最初の頃に添乗員さんから教わった「7つの国境・6つの共和国・5つの民族・4つの言葉・3つの宗教・2つの文字・1つの国」という言葉が蘇る。
チトー大統領の名は、僕が就職したての頃に労働組合の活動を少しかじった頃に聞いたことがあり、カリスマ指導者として心の片隅に残っていた。社会主義の国々の間だけでなく世界的に人望を集めていたようで、この日訪れた「花の家」と呼ばれているチトー大統領の墓には、それを窺い知れるものが多く展示されていた。

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「花の家」の庭園にあるチトー大統領の像

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1982年に亡くなったチトー大統領は、昨年亡くなったばかりの第3夫人と共に「花の家」で眠る

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「花の家」には遺影と共に世界中の国からの贈り物が多く飾られている

チトー大統領の墓を出て、午後の仕事が始まって混み始めたベオグラードの街中を通り、ドナウ川岸の水上レストランで昼食となった。

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混み合っているベオグラードの街中をバスで通った

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水上レストランでの昼食

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レストランはドナウ川の川岸にある

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メインは川魚(多分ナマズ?)のフライであった 食後にカプチーノを注文

昼食後は再び旧市街に戻り、夕食前まで自由行動。「お晴れシスターズ」の魔力(?)も最後に来て尽きてしまったようで、この頃から雨脚が強くなってきたので、時間つぶしにコーヒーショップに入ったり、トイレを借りにショッピングセンターに入ったりして過ごしていた。そんな中、観光案内書の地図に交流電流の発明者であるニコラ・テスラ博物館の文字を見つけ、現役時代に微力ながらも電気に関することを生業としていたからには訪れてみなければと付近を捜しまわったのだが、結局見つけることが出来なかった。
最後に集合場所近くのコーヒーショップで時間調整でもしようと扉を開けたのだが、席がいっぱいですと断られてしまった。雨の日は皆さん考えることは一緒のようである。一方で後で皆さんに聞いてみると、どうも何人かのメンバーがこの店でトイレを借りて長時間粘っていたこともあって、入店拒否にあったのではないかという疑惑が???

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午前中と同じく学生公園でバスを降りて歩き始めた

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クネズ・ミハイロ通りの水呑場

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クネズ・ミハイロ通りの繁華街を抜けて行く

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共和国広場のミハイル公騎馬像の前が自由行動の最後の集合場所です 解散!

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共和国広場近くのコーヒーショップやブティックの入っているビルが多い

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コーヒーを注文し時間つぶし

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国会議事堂の道向かいの公園ではチューリップなどが満開

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国会議事堂

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メイン道路の地下横断道入口

18時からはフォルクローレ音楽を奏でているレストランでの夕食。子供連れも訪れていて、女の子も音楽に合わせて踊っていた。

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音楽を聴きながら最後の晩餐となった

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メインはミックスグリルだった

この後運転手のペコちゃんと相々傘してバスを停めてある場所まで500mほど歩き、バスに乗ってホテルへと戻った。

これでバルカン半島7カ国の観光はすべて終了。明日から1日半掛けて帰国となる。

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セルビアでの旅程のまとめ

=つづく=