バルカン半島の旅 3日目の2 (2014.4.9)

 == アルバニア == 

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マケドニアの出国審査を終わった後、バスで建物を一つ移動するとアルバニアの入国審査になる。パスポートを添乗員がまとめて窓口まで持って行き、そんなに時間がかからずに戻ってきた。入出国の度にスタンプがきちんと押されているわけではなく、今回の旅行中8回(クロアチアからボスニア・ヘルツゴビナに抜けるのに3回)出入国手続きをしたのだがスタンプが押されたのはその内の半数ほどである。

アルバニア人は旧ユーゴスラビアのあちらこちらに居住していて、特に国境で繋がっているコソヴォ周辺には特に多く住んでいる。
一方アルバニアという国は第2次大戦ワルシャワ条約機構の一員として東側に属していたのだが、1948年に隣国のユーゴスラビアと断交し、さらに1968年にワルシャワ条約機構を脱退しソビエト連邦とたもとを分かち、中国を除いて近隣国との間で鎖国政策をひいた。その後、東欧での民主化活動とともに市場主義経済へと移行していったのだが、国内でねずみ講が流行しその破綻に伴って暴動が起き混乱した。現在も東欧で最も貧しい国の一つとなっている。
一方で最近は観光面で、鎖国していたこともあってミステリアスな国としてヨーロッパ人の間で人気が上がってきているという。

アルバニアではユーロを使えないので、入国後真っ先に入国審査所近くの両替所に立ち寄った。

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入国審査が終わって、少し離れた所にある両替所に行った

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2泊するので飲み物代などのため€20両替したら2700レク手元に来た

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アルバニアに入って、鎖国時代に空爆を恐れ大量に作ったトーチカと呼ばれる防空壕が目立つ

アルバニアでは翌日に千の窓で有名なベラートを訪れる予定になっているのでベラートに宿泊したいところであるが、以前旅行会社が使っていたベラートのホテルはカナダ系列に買収されて以降使えなくなったということで、ベラートから1時間ほど離れたフィエーリのホテルに泊る旅程となっていた。
フィエーリに入り、ホテルから15分位のレストランで夕食を摂り、21時ちょっと前にホテルに入った。

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ガソリンスタンド横のマーケットでトイレ休憩 左側のレストランでコーヒーを飲んだ

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山道を下って行く時に鉄道橋の下を通った

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交差点は信号のいらないロータリー式のものが多い 中央のモニュメントをパチリ

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20時頃フィエーリのレストランで夕食タイム

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夕食のメインはソーセージ イスラム教を信仰する人が多い国なので豚肉はNGで美味というには?

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ホテル・フィエーリに到着

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この日はツーベッドルームに宿泊

=つづく=