マレー半島縦断・9日目 (2013.9.28)

この日はホテルを予約する時点ではバスの時間が判っていなかったので朝食を頼まなかった。9:15発となるとホテルを8時過ぎに出ても十分余裕があるので、先ずはホテルの裏手にある朝市を覗いて見ることに。野菜に果物、肉、魚が売られていたが朝食となるとちょっと頼みづらいものがあった。

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朝はホテル裏の朝市を散策

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鰻ではないけれども長い魚が体をくねらせていた

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タコ、イカ、エビは定番の魚介類

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果物の種類は豊富

朝食はバスターミナルで摂ることにし、8時にホテルをチェックアウトし、裏口から出てボーイにメータータクシーを拾ってもらった。北バスターミナルはバンコクの中でも観光案内地図に乗り切らないほど北のはずれの方にあるのだが、ホテルから20分ほど走って100バーツ(約350円)ちょっとで着いた。
ちなみにバンコクではメータータクシーに乗るに限る。初乗りが35バーツ(約100円)で、その後日本のタクシーと同じように距離と時間でメーターが上がっていくが、TukTukのようにぼられる心配は全くといってよいほどなく安心である。バンコク市内の移動ならば100バーツで十分におつりがくる。ただ運転手によって英語が不得意な人もいるのが。。。

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メータータクシーで北バスターミナルへと向かった

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先ずはバスターミナル内のフードコートで朝食   チキン料理を食べた

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北バスターミナルの20番から9:15に出る

バスがターミナルに入ってきて乗り込もうとしたら問題が発生。前日窓口で予約画面を見ながら5Aの席を予約できて安心しきっていたのに、なんとダブルブッキングである。バスの乗車口の前で10分も待たされて、予約の確認から戻ってきた人に渡された番号は3Aだった。ところがバスに乗り込んでみるとバスの強度確保のための斜めの梁が窓ガラスを覆い尽くしている席で外の景色は全く見えない。この席では写真も撮れないので席を代わって良いかと聞いても、運転手もバスガイドも共に英語が全く通じない。身振り手振りでどうにか伝えたものの返事が戻ってこなかったのだが、たまたま5Aの席に座っていた貫禄のあるビジネスマンが「どうせチェンマイまで寝て行くのだから」と席を交換してくれて一段落。
乗客が全員揃って出発できたのは予定時刻を30分も過ぎていた。この辺が日本とは大きく違う所である。

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2階建て横3列のVIPバスが入ってきた

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割り当てられた3Aの席の窓には大きな梁が?     朝食代わりに菓子パンとジュースが出た

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出発後トラックが横転している事故現場を通った

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大きな仏像のある街を通過

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水田のある風景なのですが、洪水で水没しているようにも見える

バスの中にはトイレが付いていて小用には問題がなかったが、4時間ほど走った所のサービスエリアでバスストップ。トイレを済ませ昼食でも食べようかと覗いていると乗客のほとんどが食事をしている。タイの人は英語を話す人が少ないので乗客の一人の黒人に聞いて見たら「チケットと一緒にピンクの紙が付いていなかったか?」と言われ、慌ててポケットの中を探したら確かにピンクの紙が付いていた。それが昼食券となっていたようで、ラーメンのような麺料理を食べることができた。

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途中でサービスエリアで休憩   バスで英語の説明がなかったので昼食を食べ損ねるとこだった

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川を渡る

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チェンマイの前の街で半分くらいの人がバスを下りた

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チェンマイのバスターミナルに到着

今回の旅行の出発前は、この時期は雨季にあたるからとバックパックのカバーやポンチョなども用意してきたのだったが、この日まで全く必要がなかった。しかしこのバスでの移動中には何度もスコールに見舞われ、しかしその降り方も尋常ではなく雷も鳴り響くほどであった。ところがどういう訳かバスに乗り込む時、昼食休憩そしてバスを降りる時に至るまで雨の一滴も当たることがなかった。僕は晴れ男なの?
チェンマイに着いたのは18:45。そこからタクシーでと思ったらバスターミナルにいた係員が1人で行くならば150バーツと言って来たので、バンコクならば100バーツで街の外れまで行くのにというようなことを言い返した。ならばあそこで待っていろというのでターミナルの隅にある椅子に腰を掛けていると、先ほどの黒人青年が「俺も同じ方向に行くから」と声を掛けて来た。その後もう一人のオーストラリアからの白人青年とで(後で判ったのだが、乗り合いタクシーの)ソンテウに乗り込んだ。バスターミナルからホテルまではずいぶん時間が掛かり、その間に黒人青年に聞いたら、彼はカメルーンから来ているサッカー選手でチェンマイのチームに移って半年ほどで、バンコクなどに比べてチェンマイの人たちはフレンドリーで良いというようなことを言っていた。日本でカメルーンといえばエムボバが有名だというと、それも知っていると言っていた。
乗ったのがソンテウなので、時々停まっては乗客が次々と乗り込んで来ては降りて行く。ホテルのあるニマンヘミン地区に入って先ずオーストラリアの青年が降り、さらにカメルーンの青年と入れ違いに乗客が何人か乗って来て人数も増えて暫く行った所で、運転手が席から降りてやって来て「この路地を50mほど入った所にホテルがあるからここで降りろ」と言った。
やや薄暗い道を100mほど行くとちょっと近代的な建物があり、それが今回予約しておいたホテルであった。チェックインの時に、翌々日は夜発の便なのでレイトチェックアウトにして欲しいと言いたかったのだが、たまたまレイトチェックアウトという言葉が浮かんでこずに説明に手間取ってしまった。それでもこちらの言いたいことが伝わったようで安心した。ホテルに荷物を置きメイン通りまで出て簡単に夕食を済ませた。

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今回泊まった近代的なホテル    近くにあったファミレスで夕食

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夕食はカルボナーラとウォーターメロンジュースをチョイス

=つづく=