マレー半島縦断・6日目 (2013.9.25)

この日はバターワースを出てマレーシアを出国し、タイへ入国したらハジャイ(ハート・ヤイ)を目指す。バターワースのホテルの周りにはほとんどといっても良いくらいに何もなく、ホテルのフロントに置いてあったカップ麺を買って食べた。
バスターミナルに行きどんなバスが来るのかと待っていたら、ターミナルの裏手に連れて行かれペナン島から回ってきたワゴン車に乗り込む。乗った時点では座席に余裕があったのだが、さらに何ヶ所か回るうちに運転席を除き11個あった座席が全部埋まりギュウギュウ詰め状態に。
ここで隣になったのがペナン島から乗ってきたオーストラリア人のお父さん。なんでもバンコクで肺がん(?)の手術を受け、それ以降ビザの関係のようだが3カ月に一度定期的にペナン島からバンコクまで通っているのだとか。このお父さんのおかげでマレーシアの出国とタイの入国がスムースに行った。
マレーシアはジョホールバルでの入国時は全ての荷物のX線検査があったが、出国時はパスポートにスタンプを押すだけと簡単。旅行案内書では入出国カードの書き方が載っていたが、今年になって廃止になったようである。一方タイの入国に関しては荷物検査は行なわれず、入出国カードの記載と審査のみ。といってもこのバス会社(といっても乗ったのはワゴン車だが)の場合は、マレーシア最後のドライブインで運転手にパスポートを預けると、入出国カードにタイプして作って来てくれるサービスが付いていたので、後は署名と滞在先などを記載して窓口で提出するだけで済んだ。ただ陸路で来た場合はビザの滞在期間が15日間と短い(空路の場合は30日)ので注意が必要である。

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ホテルの周りには何もなく朝食はホテルのフロントでカップ麺を買って食べた

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バターワースのバスターミナル

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バスターミナルから少し離れたところからワゴン車に乗った

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マレーシア最後のドライブイン ここでタイの入国書類の作成代行

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タイに入国しハジャイに向け走るワゴン車

オーストラリアのお父さんはハジャイから寝台車でバンコクに向かうということで一緒に行かないかと誘われたが、前夜にインターネットでハジャイのホテルを予約しておいたので断った。その時に寝台車は楽だと勧められたこともあって、一度くらいは汽車に乗ってみることにし、翌日の寝台車を予約しようと鉄道駅に着いた時にお父さんと一緒にワゴン車を下りた。
鉄道駅内では当日の窓口と翌日以降の予約窓口が違っていたので、そこでお父さんと別れて翌日の寝台車の切符をゲットした。

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ハジャイの鉄道駅でワゴン車から下りた

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一緒に降りたオーストラリア人のお父さんと駅に行き、翌日の切符を購入

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9月26日18:10発のバンコク行き寝台車の切符

鉄道駅前でタクシーを捕まえようと歩き始めたら、逆にすぐにTukTukの勧誘のお兄さんに捕まりホテルまで400バーツと吹っかけて来たが、交渉で250バーツ(約800円)まで値切ってホテルに向かった。翌日ホテルから駅に向かう時に使ったTukTukは60バーツ(約200円)だったので完全にぼられてしまった。
ホテルのチェックイン時に、翌日の寝台車が18:10発なのでレイトチェックアウトを申し込んだら、15時までならば追加料金なしで良いと言われたのでそうすることにした。
部屋に荷物を置きハジャイの街中を歩いて見ようとホテルを出たのだが、来る時にTukTukが来た方向に歩きだしたのが失敗のもと。行けども行けども繁華街には辿り着けず、ウロウロと2時間近く歩きまわり、しまいにはホテルの場所も見失い(一般的に迷子という)何回か地元の人と思われる人に道を聞きながらホテルへと戻った。
ちょっとホテルで休憩していたら、窓の外では西日が強くなってきて、ここでようやく間違いに気付いた。来る時にTukTukは、駅前から真っ直ぐ延びる道とホテル前の駅方向に戻る道がそれぞれ一方通行だったため、駅から真っ直ぐに行って左折し2ブロックほど横に行きもう一回左折し、今度はホテル前の道を駅方向に向かってきたのだった。要はTukTukの来た方向に行けば行くほど駅から離れてしまったことにようやく気付いたのだった。

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TukTukに乗ってホテルまで移動

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ホテルに荷物を置きTukTukでやって来た方へと歩き始めたのだが

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昼食を適当に頼んだら麺が出て来た

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夕陽が沈む頃になってようやく方向感覚が蘇り繁華街の方向に歩きだす

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夕食は野菜炒めライスということに

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夕食後、道路脇の屋台でフルーツを買い、ホテルに持ち帰って食べた

=つづく=