南米旅行記・9日目マチュピチュ (2013.4.14)

この日はマチュピチュへの日帰り旅行。標高2800mのウルバンバからバスで30分ほどのオリャンタイタンボまで行き、ここからPERURAIL(鉄道)に乗って1時間半かけて標高2280mのマチュピチュ村まで行く。
前日観光したクスコが標高3360mだったので多少楽になっているのだが、時差や旅行中の疲れなどもあり軽い頭痛がある。
PERURAILはアマゾン川の支流となるウルバンバ川の急流に沿って走り、車窓からは白い頂のアンデスの山々がそびえ立って見えている。PERURAILの車内では飛行機に乗るのと同様の飲み物とお菓子のサービスもある。
マチュピチュ駅でPERURAILを降り、駅前に立ち並ぶ土産物屋の間を抜け10分ほど歩いてバス乗り場に出る。村からマチュピチュ遺跡まではシャトルバスが運行されていて、標高差200mほどの険しい山道をジグザグに上って行き20分ほどで遺跡の入口のチケット売り場に到着する。ここから3時間ほどはトイレがないので、しっかりと用を済ませておく必要がある。

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ウルバンバのホテルで朝食

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オリャンタイタンボまでバスで行き鉄道に乗り換える

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オリャンタイタンボ駅から乗るPERURAILの車両

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ウルバンバ川の流れに沿って高度を下げて行く

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PERURAILの車内では飲み物とお菓子のサービスがある

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マチュピチュ駅に到着

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駅から少し離れたバス停から険しい山道をバスで上って行く

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ようやくマチュピチュ遺跡の入口に到着

マチュピチュ遺跡の改札から緩やかな坂道を100mほど行くとマチュピチュ遺跡の農機具小屋に出るがここからは遺跡の一部が見えるが全体を見通すことができない。ここから段々畑の裏の山道を深呼吸をしながら10分ほど上るとようやく遺跡全体を見渡せる高台に出る。目の前に写真でおなじみの遺跡の姿が広がる。当然ここで記念撮影。
後ろから次々に上って来る観光客を避けるように、ここからさらに30mほど上に段々畑脇の道を上りさらに遺跡の左手へと回った。ここで遺跡全体をゆっくり見渡し、さらに日本語ガイドのノエリーさん(両親の仕事の関係で日本の姫路で育ったが日系の血は流れていない生粋のペルー人)から当時の社会階層などの説明を受ける。

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入口から100mほどでマチュピチュ遺跡の一部が見える所に出る

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ここから段々畑裏の山道をゆっくりと上って行く

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ようやく写真でおなじみのマチュピチュ遺跡全体を見通せる場所に出る

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後ろから押し寄せる人を避けて前に進み、別角度から一枚

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最初に中央の小屋の部分に出て、そこから段々畑の裏を上って、ここまで回ってきた

遺跡内では市街地への入口、太陽の神殿、インティワタナと呼ばれる日時計、コンドルの神殿などを2時間半ほどかけてじっくりと見て回った。

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最も重要な太陽の神殿 夏至の時と冬至の時にこの部屋に差し込む陽射しに工夫がある

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敷地内には野生のリャマやアルパカが生息している

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コンドルの神殿の入口に野生のウサギもいた

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2時間半ほどかけて遺跡を一巡し出口に近付いて来た

遺跡を出たら目の前にあるレストランで昼食を摂り、その後バスで山麓マチュピチュ村へと下りた。マチュピチュから妻や何人かの友達に絵葉書を出そうと用意してきておいたので添乗員と郵便局へと向かったのだが、あいにくこの日は日曜日だったからなのか閉まっていた。それ以降もホテルなどで絵葉書を出そうと試みたのだが切手を貼ってないとホテルでは預かれないだの、それならば切手はというと品切れで数日しないと入荷しないだの、ペルーでは手紙を出す習慣というものがないらしく郵便事情がすこぶる悪く、最終的に帰国寸前のリマ空港の郵便局まで持ち歩く羽目となってしまった。
マチュピチュ駅の周辺には色鮮やかなインカ土産店が立ち並んでいて、値段もあってないようなものでしぶとく値切りをすれば最初の言い値の半額以下まで下がる余地はあった。

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マチュピチュの入口にあるレストランでビュッフェスタイルの昼食

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山麓マチュピチュ村の広場にある9代インカ王パチャクティの像

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マチュピチュ村には色鮮やかなお土産がたくさん

帰りのPERURAILの車中では行きと同じく飲み物サービスが行われ、それに次いで精霊のダンスやビクーニャと言われる最高級な毛織製品のファッションショーなどが開催され、ツアー客の中にはジャケットを買い求めた方もいた。

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帰りの車内では飲み物のサービスが終わると精霊の舞やファッションショーも開催

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ウルバンバのホテルの戻り夕食 スープとメイン

=つづく=