[26日目] 2:蕨~1:板橋~江戸・日本橋 (2012.11.21)⑦
巣鴨とげぬき地蔵を出たところに江戸六地蔵の第4番眞性寺の地蔵菩薩座像がある。そこを出たら道は国道17号線に合流している。日本橋までは残り7km。あと2時間ほどなので着く頃には薄暗くなっていることを懸念し、わき目も振らずに進んで行く。
JR山手線道路から下を見るとJR山手線外回りの電車が走っていた
追分一里塚跡の立て札を見ながら高崎屋の前のT字路を右に曲がると本郷通り。東大が左手にあるというので横断し、正門前と赤門前を中に入るのは恐れ多いとばかりに通り過ぎる。
東大のレンガ壁に沿って進む
東大赤門は旧加賀百万石・前田家の御守殿門だった(15:30)
次の本郷三丁目の反対車線の角に「かねやす」という元禄年間に歯磨き粉がヒットし、今でも代々続く小間物屋がある。Wikipediaによれば、元々は「兼康」という店で弟にのれん分けして芝にも店を持たせたことで後に元祖争いが起き、かの名奉行大岡越前守忠則の裁きで本郷の店を平仮名の「かねやす」とすることになったという。その後享保15年(1730)の大火で江戸中が焼失し、これまた大岡越前の裁量で「かねやす」あたりから南側の建物に漆や土蔵造りを奨励し茅葺きを禁じて瓦葺きとしたことで「かねやす」が江戸の北限として認知された。それが「本郷もかねやすまでが江戸の内」と川柳に読まれ、今でも「かねやす」のビルの柱に掲げられている。
きらびやかな隨神門
~ つづく ~