[26日目] 2:蕨~1:板橋~江戸・日本橋 (2012.11.21)⑦

巣鴨とげぬき地蔵を出たところに江戸六地蔵の第4番眞性寺の地蔵菩薩座像がある。そこを出たら道は国道17号線に合流している。日本橋までは残り7km。あと2時間ほどなので着く頃には薄暗くなっていることを懸念し、わき目も振らずに進んで行く。

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巣鴨地蔵通りの入口にある江戸六地蔵の4番・醫王山東光院眞性(しんしょう)寺 左が地蔵菩薩坐像

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眞性寺の由緒沿革 江戸六地蔵の格順は4番だが、巡拝の順番は第3番とされる

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眞性寺の境内にある芭蕉の句碑「白露も こほれる萩の うねりかな」

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眞性寺の外壁に掲げられている「旧中山道はタネ屋街道」という説明板

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巣鴨地蔵通りが国道17号にぶつかる所に、都営地下鉄巣鴨駅の入口がある

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さらに進むとJR山手線の巣鴨駅がある(14:45)

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JR山手線道路から下を見るとJR山手線外回りの電車が走っていた

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千石駅前交差点の白山通りとのY字路を左手の旧白山通り(国道17号線)へ進む 日本橋まで6km

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日本橋まであと5kmの地点

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宝暦(今から250年前)創業高崎屋の前で日光御成道と合流   高崎屋の前の追分一里塚跡の立札

追分一里塚跡の立て札を見ながら高崎屋の前のT字路を右に曲がると本郷通り。東大が左手にあるというので横断し、正門前と赤門前を中に入るのは恐れ多いとばかりに通り過ぎる。

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本郷通り(国道17号線)の左手が東大なので横断歩道を渡った

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こちらは東大の正門 ここを入って真っ直ぐ行くと安田講堂がある

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東大のレンガ壁に沿って進む

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東大赤門は旧加賀百万石・前田家の御守殿門だった(15:30)

次の本郷三丁目の反対車線の角に「かねやす」という元禄年間に歯磨き粉がヒットし、今でも代々続く小間物屋がある。Wikipediaによれば、元々は「兼康」という店で弟にのれん分けして芝にも店を持たせたことで後に元祖争いが起き、かの名奉行大岡越前守忠則の裁きで本郷の店を平仮名の「かねやす」とすることになったという。その後享保15年(1730)の大火で江戸中が焼失し、これまた大岡越前の裁量で「かねやす」あたりから南側の建物に漆や土蔵造りを奨励し茅葺きを禁じて瓦葺きとしたことで「かねやす」が江戸の北限として認知された。それが「本郷もかねやすまでが江戸の内」と川柳に読まれ、今でも「かねやす」のビルの柱に掲げられている。

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赤門を過ぎ本郷三丁目交差点を反対車線に渡った所にある「かねやす」

さらに国道17号線を進むと、江戸総鎮守・神田明神に出る。2年に一度の神田祭はあまりにも有名である。

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国道17号線をさらに進むと神田明神に出る

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きらびやかな隨神門

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「江戸総鎮守・神田明神」 神田神社の由緒書き

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神田明神の社殿(16:00)

~ つづく ~