5日目(9月28日) ハロン湾~ハノイ市内観光

昼少し前にハロン湾クルーズから下船し、前日の飛行機のキャンセルに伴ってこの日に変更になったバッチャンという陶器造りの盛んな村に向かう。バッチャン村はハノイの10kmほど南東にあるため、この日予定されていたハノイ市内観光には支障は出ないとのこと。
ハロン湾からハノイまでは150kmほど、途中トイレ休憩のため大きな土産物店に立ち寄る。ここではベトナム戦争中にまかれた枯葉剤による障害を持つ人たちの自立職業訓練として刺繍を教えているとのことで、土産店の入口付近の一角で一心に刺繍に取り組む若い女性たちの姿を見れた。
また高速道路を走っているとインターチェンジの立体交差のガード下に違法の青空喫茶店があったり、路側帯で季節の果物を売っていたりするのも見かける。またバイクの荷台に解体したての豚を1頭分まるまる載せていたり、籠びっしりの活きたアヒルを運んでいたりといった生活臭プンプンの光景も見ることができる。

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ハロン湾ハノイの間には炭鉱の街があり、火力発電所もある

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トイレ休憩に寄った土産物屋、戦争時の枯葉剤による障害者に刺繍の訓練を受けさせてる

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高速を走っているとバイクで色々な物を運んでいるのを目にする 左は豚肉    右はダック

バッチャン村は通り全体に陶器のお店が並んでいて、路地に入ると量産工場や、手づくりの陶芸工場などがある。最近は旅行する都度茶碗や皿を土産に買い求めているのだが、ここでも量産品の安い蓋つきの器を買い求めた。

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バッチャン村の量産陶器工場 柄の絵付けはシールを貼る          こちらは手書き

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1000℃を超えるオープンの前で待機している次回分の陶器

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バッチャン村の別の手づくり工房の絵付け作業            併設されている即売所

ハノイ市内に入ると道路上のバイクの数が格段に増える。最初の見学場所になっていたホアンキエム湖では道路の反対側でバスを降ろされ、ガイドの合図で道路を横断したのだが、「渡り始めたら横を見ないで、同じペースで道路を渡り切ってください。立ち止まったり走ったりしないようにお願いします。バイクの方で渡っている人を避けてくれます。」という説明だったが、なかなかスリルのある体験であった。ホアンキエム湖の見学の後にもう一度、道路を渡った。

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ハノイ市内もバイクや自転車がたくさん走っている    その道を横断してホアンキエム湖へ

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ホアンキエム湖の入口 真っ直ぐ進むと玉山祠という寺にに続く赤い橋がある

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ホアンキエム湖は、対岸にビルがあったり島に赤い橋が架かっていたりで上野の不忍池を連想

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バスの車窓から見かけたバイクの親子連れ、カラフルなマスクをした女性は良く見かける

市内観光はもう2箇所。ホーチミン廟裏にある一柱寺というベトナムを代表する古刹と、ホーチミン廟である。
ホーチミン廟の周りの道路は自動車やバイクは通行禁止のため安心して歩けた。ホーチミン廟前の道路の廟側には黄色線が引かれていてそこから先へは入れないのだが、歩道とかの段差よりも少し車道に入った所に引いてあるので写真撮影などで夢中になっているとつい立ち行ってしまう。衛兵が笛を吹いたので誰かが立ち入ったなと見てみると、同じツアーの人がついうっかり入ってしまっていたのが見えた。午後6時から衛兵の交代式があった。

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一柱寺はベトナムを代表する古刹 旅行のスケジュール表には間違って一本柱と書かれていた

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ホーチミン廟 本人の遺志はベトナムの地に散骨だったらしいが、死後に党幹部の意向で建設

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午後6時に衛兵の交代が行われた               ホーチミン廟の前に立つ衛兵

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中秋の名月はこの2日後だったが、この日の月も充分綺麗だった

~つづく~