１４日目（７月３１日） エジプト・メンフィスのラムセス２世像と３つの変わり種ピラミッド

昼食のあとは、ギザ地区からマリオテーヤ運河に沿ったサッカラ街道を３つの変わり種ピラミッドを求めて南下。運河の両岸にナツメヤシの農園が続く。カイロ近辺に自然の木の林はなく、緑の部分は全て人工のもので一番多いのがナツメヤシだそうだ。ちょうど実が色付き始めていたがもっと赤黒くならないと収穫時期ではないそうだ。途中通った村の肉屋では牛の足から吊るし切りで売っているようだったが、砂ぼこりと高温にさらされて非衛生この上ないが何も問題は起きないのかなと思いながら窓の外を眺めていた。

ダフシュールへ向かう途中の村の肉屋、吊るして肉を売っている　　脇道は舗装もされていない

たくさんの洗濯物が干してある　　　　　　　　　　　　　　　　　　子供が手を振ってくれた

たくさんの実がなっているナツメヤシ

先ず行ったのが赤のピラミッド。石の材質が赤っぽいのでそう呼ばれている。二等辺三角形のピラミッドの中では最古のものだということである。そして別の方角を見ると屈折ピラミッドというのがある。下半分と上半分で斜面の角度が違っているが、下の角度のまま積み上げると石の重みで崩壊しそうなので途中から角度をなだらかにしたという説がある。さらに別の方角を見ると、風化により崩壊したのかアメリカの西部劇に出てきそうな形のピラミッドもある。

赤のピラミッド…再掲

屈折ピラミッド…再掲

崩れかかったピラミッドは、一見アメリカ西部のモニュメントバレーのようでもある

次に向かったのがメンフィス。メンフィスは古代エジプトで首都だった時期もあったが、今では廃墟となっている。メンフィス博物館の建物の中にラムセス２世の綺麗な顔立ちの像がある。ここに入る時に朝バスの中で言われた注意事項を度忘れし、ラムセス２世像の前でポーズを取る博物館の係員みたいな人に向けてシャッターをカシャリ！早速長い手を僕に向かって伸ばしてきた。ア～ッ、とりあえず階段を上に上がり退避。しつこく追いかけて来ることはしないが、眼でず～っと追いかけている。そうこうするうちに諦めたのか、次に入って来る人に向けポーズをとっていた。しばらくすると女の人の声で僕を下から呼ぶ声がしたので覗いて見ると、キヨコ姉さんが手を振っていたので写真に収めた。そしたら手を差し出して、チップの要求？？？これには騙されたっ！

ラムセス２世像の前で係員がポーズをとってくれたと思いシャッターを押してしまった

メンフィス遺跡のラムセス２世像…再掲

観光客が入って来る度にポーズを　　　キヨコ姉さんが呼んだのでシャッターを切ったら。。。

ラムセス２世像以外は野ざらしの状態で外に展示されている

アラバスタ（大理石の一種）製のスフィンクス…再掲

メンフィスの次に向かったのがサッカラ。ジォセル王の階段ピラミッドがある。周壁に囲まれた神殿のような所に入って行き、丸い柱の廊下を通り抜けると右手に階段ピラミッドがある。さらに奥まで行くと先ほど行って来た赤のピラミッドと屈折ピラミッドがかなたに見渡せる所に出た。
この遺跡にも写真に収めて欲しくてポーズを取る人や、駱駝やロバが何頭かいた。バスに帰る途中ロバを曳いたおじさんが、タダにするから乗って行けとしつこく声を掛けてきて、まず豆キヨちゃんがまたがったらロバが意外と速く走った。次に宮崎から参加の青年（名前忘れた、ゴメン！）に変わって、今度は豆キヨちゃんがそれを写真を撮っていると通路がスロープと階段が半分半分になっている所に差し掛かり、ちょうど真ん中を後ろ向きに歩いていた豆キヨちゃんが足を踏み外して転倒、足首から出血！「タダより、怖いものはない」？？？

サッカラに向かう途中で神殿跡らしい所を通った

ジォセル王の階段ピラミッドのある周壁に入って行く

周壁に囲まれたピラミッドコンプレックスの説明板

丸い柱の柱廊を通り抜ける

出入口には門のような柱が高くそびえる

遠くにダハシュールの赤のピラミッドと屈折ピラミッドが見える

添乗員のヒトミちゃん、駱駝に話しかけている

階段ピラミッドは修復作業中だった…再掲

ロバにまたがる宮崎の青年　この様子を撮影していた豆キヨちゃんにこの後悲劇が。。。

～つづく～