5日目(7月22日) クシャダス~アルテミス神殿跡

この日は7時モーニングコールで8時半出発とややのんびりモード。クシャダスのアダクレホテルはエーゲ海に面していて、朝食も海に面したテラスで摂ることができる。
最初の日に生野菜やカットフルーツは避けるように言われていたのに、徐々に意識が薄れていった。既に何人か体調の異常を訴える人が出ていたのだが、僕だけは無関係と甘く考えていたのが間違いのもと。この日の朝までは全く問題はなかったのだけれど、午後辺りから時々腹部に鈍痛が訪れるようになった。胃や腸の異常ではないようで下痢の症状はなく、なんとなくトルコの甘いデザートの食べ過ぎで肝臓が悲鳴を上げ始めているのかも知れない。
朝食のあと部屋に戻り、窓から見える景色を眺め写真に収めた。

イメージ 1
海に面したテラス席で朝食

イメージ 2
ホテルを朝食のテラスから 矢印の辺りの部屋に停まった

イメージ 3
部屋からの景色 左下が朝食を摂ったテラス席 右側の海では朝早くから泳いでいる人がいる

イメージ 4
海から上がった所にビーチチェアーが並んでいる

イメージ 5
アダクレホテルの前景

トルコ観光も3日目となるとツアーの仲間やバスガイドと打ち解けてきて挨拶もトルコ語でかわすようになって来る。先ずギュナイドン(おはよう)に始まり、元気かと訊かれたらイーヨン(調子良いです)やらチョーイーヨン(非常に良いです)と答えて行く。多少発音が違っていてもおはようは「牛無い丼」だし、元気ですは「超いいよ!」、ありがとうは「ティッシュくれ!」など日本語に置き換えたりして覚えやすかった。旅行の後半では「まあまあ」という意味のショイデボイレなども飛び出してくる始末。そういえば秋田訛りのお父さんはこの日辺りからみんなに「ジジババ」と呼ばれ始めていた「ジジ」は可愛い、「ババ」はお父さんという意味であり、特に若い女性たちに人気があった。
この日はまずアルテミス神殿跡へ。旅行前に阪○から届いたトルコのガイドブックによると、ギザの大ピラミッドやバビロンの空中庭園などとともに「世界の7不思議」に挙げられている遺跡である。ギリシャ神話の狩猟の女神「アルテミス」が祀られた神殿で、12使徒のひとりヨハネ聖母マリアを伴いここに住んだと言われている。地震で神殿が崩壊したのだがたった1本の柱が残っており、これが世界の7不思議の謂れであろうか? そんな話になって来ると、僕が何回か東日本大震災後のボランティア活動で訪れている、岩手県陸前高田市の千本松原でたった一本残った松にも不思議を感じざるを得ない。

イメージ 6
バスでクシャダスからエフェスに移動 バスの右側から海は見えない

イメージ 7
アルテミス神殿跡に到着し遺跡の説明

イメージ 8
アルテミス神殿跡の説明板はトルコ語、英語、ドイツ語で書かれている

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/O/OSAMU1950/20010101/20010101001950.jpg
たった1本の柱が残っているアルテミス神殿跡…再掲

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/O/OSAMU1950/20010101/20010101002000.jpg
遺跡の上にコウノトリの巣が。。。…再掲

イメージ 9
アルテミス神殿跡の写真をもう一枚

アルテミス神殿跡の観光のあとは革製品のお店でのショッピング。塀に囲まれた工場兼店舗に到着すると、先ず暗い部屋に通されチャイ(トルコ紅茶)を出される。さらにツアー参加者の中から4~5人選抜され奥の部屋へと連れて行かれる。眩しい光とともに専属モデルによるファッションショーの始まりである。次いで先ほど奥の部屋に連れて行かれたツアー参加者も、革製品を身にまとってステージに登場し本職のモデルらしきポーズをとり大いに盛り上がった。ショーが終わると隣の売り場へ移動し商談が始まる。僕もジャケットを身につけて見て、軟らかで皺になりにくそうな軽い素材に心を奪われた。けど値段よりも、自分自身でそんなものを身につける機会がこの先の人生であるのかということが頭をよぎり、早々に売り場を離れ庭の木陰を散策することに。。。

イメージ 10
革製品のKIRCILAR Leather Art社で専属モデルによるファッションショー

イメージ 11イメージ 12
ツアー参加者の中から選ばれたゲストモデルも場を盛り上げていた

イメージ 13イメージ 14
品物は良かったものの買っても着る機会はないと売り場を出て庭を散策して時間をつぶした

~つづく~