２日目（７月１９日） エジプト市内観光～トルコ入国

朝食の後はナイル川を渡ってカイロ市内へと戻って市内観光。最初に訪れたのがモハメッドアリモスク。モカッタムの丘という所の駐車場からシタデル（城塞）越しに、イスタンブールのブルーモスクを模して造られたというミナレットとドームを眺める。バスを降りると絵葉書やらパピルスの束やらを持ったおじさん達が「千円、千円」という声とともに群がって来る。事前にバス車中で財布を取り出したり、大きな額のおカネを見せると掏り取られることもあるという注意があったばかりなので、参加者の皆さんは用心深い。バスから降りて写真を撮っただけで車内へと戻ってきた。
「怪しい人が近付いてきたら離れる！」　ガイドのヘバさんはそう言うけれど、ヒジャブを身に付けているとあなたの姿も充分怪しいのです！

ナイル川を渡りギザ地区からカイロ市内へと戻る

モハメッドアリモスク…再掲

モハメッドアリモスクをもう一枚

モハメッドアリモスクの右手、城塞で囲まれている

ガイドのヘバさん「怪しい人が近付いてきたら離れる！」　あなたの姿が怪しい？

次いで行ったのがエジプト考古学博物館。ここには多くの出土品が飾られているが、最も有名なのはツタンカーメン関連の副葬品。博物館内は冷房もなく蒸し暑い。こんなんで歴史的に価値ある品々を守れるのだろうかと首をかしげたくなるほどである。それでも黄金のマスクが置いてある部屋だけはギンギンに冷房が効いている。一度この部屋に入ると黄金のマスクに釘付けになるだけではなく、蒸し暑い展示室へと出て行くのもためらわれる。ツタンカーメン関連以外にはミイラの展示室にツアーに含まれている博物館とは別料金の１００ＬＥで入れる。当然ここまで来たのだからと入ってみた。
ところでこの期間に東京でもツタンカーメン展が開催されていて、黄金のマスクが展示されている。どちらが本物なのかなと疑問に思ったのだが、「どちらも本物！」なのだそうだ。ツタンカーメンの棺は４層になっていて、最終的にミイラにかぶされていたものとそれ以外の棺に入れられていたものが存在するのだそうである。
なにはともあれガイドのヘバさんの案内で博物館の中を巡った後、自由時間に涼みがてらもう一度黄金のマスクのある部屋に行ってみた。

ツタンカーメンの黄金のマスクも展示されているエジプト考古学博物館…再掲

エジプト考古学博物館前に何げなく置かれているものも全て本物だそうである

博物館前に置かれたオベリスク

博物館前に置かれたスフィンクス

ピラミッドから出て来た石棺は博物館の横に並んでいた

博物館から出た後オベリスク前に集合　　　　　　　　　ガイドのヘバさんとツーリストポリス

この日のカイロ市内観光は２ヶ所。その後空港に向かい、今回の旅のもう一つの目的地であるトルコへと移動した。空港に向かった際に車内で昼食としてコシャリというファストフードが配られた。食べ始めて少ししたら、なんの拍子かフォークを落としてしまい座席の間に入り込んでしまったのか見失ってしまった。それでも食べておかないとつらいので素手での食事となってしまった。

空港に向かうバス車中にて昼食、コシャリというファストフード

カイロ空港１４：２０発ＭＳ７３５便にてイスタンブールへ　　　この日の夕食は機内で

地中海を超えてイスタンブールへと降下していくとマルマラ海が見える

エジプトとトルコの時差は１時間。日本との時差はエジプトが７時間でトルコがサマータイムなので６時間である。トルコへの入国は出入国カードの記載も必要なくパスポートを提示するだけ。空港で２００００円両替したら手数料が４％で４３５．２５ＴＬ（トルコリラ）手元に来た。１ＴＬ＝４６円なので、おおよそ５０円で計算すれば良さそうである。
この日はあとホテルに入って休むだけ。イスタンブールでのホテルはアクギュンホテルでトルコ最後の１１，１２日目にも宿泊の予定。日本を前日の夜出てから、約２８時間の長い長い１日が終わった。

バッゲージはポーターがまとめてバスへと運ぶ　　　　　　　　　　　　　到着ロビーへと進む

バスへと乗り込む、このバスに乗って１２日間トルコ各地を巡る

イスタンブールでの宿泊はアクギュンホテル　　　　　　　　　この日はツインの部屋だった

部屋からの夕景　モスクのミナレットがあちらこちらに見えている

～つづく～