[20日目] 18:軽井沢~17:坂本~16:松井田 (2012.6.30)⑥

碓氷峠を下って来て国道18号線に出ると碓氷小屋という休憩所がある。とりあえずここのベンチにザックを降ろして小休止。ペットボトルのお茶はとっくになくなっている。坂本宿に入れば自動販売機でもあるかと思い、一旦脱いだ靴を履き直してすぐに歩き始める。このとき持っていたガイドマップには「浄水場の真ん中の排水の蓋の上を行く」と書いてあったのだが、見落として浄水場に降りずに国道をそのまま歩いてしまった。国道は浄水場を大きく迂回していて5~10分のロスをしたようだ。浄水場の先で国道18号線は左にカーブし、直線に入ると坂本宿が見通せるようになる。最初に左手に八幡宮の赤い鳥居があり、その脇に芭蕉の句碑がある。

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国道18号線に出た所にある碓氷小屋からは妙義山が正面に見えた

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碓氷小屋から旧街道を真っ直ぐに下りて来られたのに、国道18号線に沿って迂回してしまった

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坂本宿入口にある八幡宮(14:30)

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芭蕉の句碑「ひとつ脱てうしろに負ひぬ衣かな」 これは碓氷峠で詠んだ句ではないとのこと

坂本宿の入口の雑貨屋の前の自販機で、まず無性に糖分が欲しく缶ジュースを買って一気に飲み干し、さらにペットボトルの麦茶を買った。
現在の坂本宿は国道18号線の拡幅で両側に歩道のあるほとんど直線の道路。その左手に脇本陣跡、右手に2軒の本陣跡がある。梅雨の中休みとはいえ、ほとんど真夏の陽射しが容赦なく照りつける。暑い中、江戸側の木戸付近で道路工事をやっていて、疲れた足を引きずりながら一旦工事をしていない左側の歩道に渡り、木戸付近では説明板の写真を撮ろうとまだ工事区間にもかかわらず右側の歩道に移った。国道18号線とは言いながら、碓氷峠を通る車はほとんどがバイパスの方を通るため通行量はそれほどでもないのが救いである。

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坂本宿に入って行く

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小林一茶の定宿「たかさごや」

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若山牧水宿泊の「つたや」

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坂本宿の面影を残している「かぎや」

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中山道坂本宿の屋号一覧 文久元年(1861年)和宮御降嫁当時本陣2軒、脇本陣4軒あった

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脇本陣・永井家

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本陣・佐藤家

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佐藤本陣跡の説明板 現在は分家・小竹屋になっているとの説明

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本陣・金井家                            金井本陣跡の説明板

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坂本宿の江戸側木戸

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下木戸跡の説明板(14:45)

坂本宿を出た後は道路の右手の妙義山の奇妙な姿を見ながら、碓井バイパスとの合流点へと進む。

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原村の水神                                水神の説明板

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街道の右側に妙義山がずっと見えているが、高さの関係で常に屋根や電線に遮られている

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薬師坂の碑(15:05)

~ つづく ~