[14日目] 35:薮原~34:奈良井~33:贄川 (2011.10.26)②

2ヶ月振りの街道歩きで、いきなり難所の鳥居峠である。標高は1197mと中山道最高地点の和田峠1513mに次ぐ2番目の高さ。といっても薮原宿の高度が800m程度だから400mの高度差である。普通の坂ならばせいぜいゼイゼイ・ハアハアと息が上がる程度なのだが、体がなまっているのか心拍数がべらぼうに高い。心臓発作で倒れるわけにはいかないからジグザグの上り坂で向きを変えるたびに立ち止まって深呼吸を繰り返す。
またこの時期は熊が冬眠前のえさ探しに頻繁に出没していることもあって、所々に設置されている熊よけの鐘を鳴らしながら、かつザックに鈴を付けて上って行く。
ようやく体がなじみ始めた頃に峠近くの御嶽遙拝所に出た。木陰から開けた方を見渡すと木曽の山並みが色付いてきれいである。さらにその尾根の上にわずかに出っ張っている御嶽山を望むことが出来た。

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原町清水は旅人の喉を潤し続けている   民家のある所を抜けて行くと道が細くなって行く

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木祖村天然記念物天降社のオオモミジ

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左・中山道 右・国道 とあるので左手の道を行く

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火の用心ののぼりが立っている消防署前から鳥居峠への山道が始まる

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鳥居峠の由来書きの横に熊よけの鐘が設けられている

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鳥居峠の由来書き 木曽義元がこの峠から御嶽山を遙拝して戦に勝った後鳥居を建てたことから鳥居峠となった

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幾重にも急な上り坂が続いている

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黄色く色付いた木々の間を進む          この日すれ違った2組目は男女ペアだった

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森林測候所の跡、トイレがあり中に入って休憩もできる

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右手をさらに進むと丸山公園に出る

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御岳手洗水鉢 500m上の神山の湧き水 この上に義仲硯水がある

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御嶽遙拝所へ上る急な階段                     遙拝所の側面に出る

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木々の間から木曽の山々が見える

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目を凝らして見ると御嶽山が見えた

~ つづく ~