[13日目] 38:上松~37:福島~36:宮ノ越~35:薮原 (2011.8.23)①
雨が旅館のトタン屋根をたたく音と裏の木曽川の流れの音とが一晩中入り混じって、熟睡できぬまま夜が明けた。前日と同じように、木曽福島駅7:36発の電車を逃すと次の電車が車で1時間半も待たなければならないため、通常7時の朝食を6:45に早めてもらい、2日分の宿代を払い旅館・鍵を後にする。木曽福島駅のコインロッカーに荷物の一部を預けようかどうか迷ったが、どうせ午後になれば全部を背負って歩くことになるので、最初から全部背負って行くのも同じことと思い直す。前日と同じく通学の高校生が多く利用する電車に乗り込み、隣の上松駅で降りる。
旅館・鍵の朝食、卵焼き・焼海苔・たらこ・漬物とシンプル
雨は一晩中降り続き一向にやむ気配がない。上松駅を出て国道19号にぶつかり左手に一区画進み、旧街道の枡形だった所から右に曲がる。次の角の右手に上町の一里塚があった。しかし上松の宿場の中にこれ以外には遺蹟らしいものが見当たらなかった。
国道19号線から右に曲がる 次の角手前に一里塚跡がある
一里塚跡の碑
上町一里塚跡の説明 京から65里、江戸へ72里
宿場江戸側出口に架かる十王橋
十王沢公園の石仏群 上松宿入口の道標
宿場外れの十王橋交差点から先、ガイドマップによれば旧街道は通行できず、かつ国道19号も歩道がなく交通量も多いので川を渡って右岸道路を行くようにとあった。別のガイドブックではそちらからの眺めは素晴らしいと書いてあったが、雨がしとしと降っていて景色も霞んで見える。途中上松バイパスにつながるらしき橋の新設工事をやっている以外は見るべきものもなく2km余りを写真もほとんど撮らずに淡々と歩いた。
ループ橋の下を通って 鬼淵鉄橋を渡る
右岸からの景色も良いとあったが、雨雲がたちこめて。。。
~ つづく ~