[10日目] 46:大井~45:中津川~44:落合~43:馬籠 (2011.7.16)⑪
落合宿から、馬籠宿の少し手前にある新茶屋にかけての落合の石畳は中山道らしさを最も感じる所のひとつである。映画やTVの撮影でも使われるということで、TBSのドラマ浅見光彦シリーズでのこの街道の場面は僕も見た。原作からはものすごく脚色されていて、兄の検察庁刑事局長の片腕が真犯人だったのは、推理ドラマとしてはおきて破りの演出だと感じたことを覚えている。
浄土宗瑠璃山医王寺の山中薬師の由来書き
落合の石畳の解説
道をふさぐかのように大岩が飛び出している
石畳を上りきった新茶屋付近の様子
一里塚古跡の石碑
新茶屋の一里塚の説明
新茶屋の一里塚の新しい道標
新茶屋の一里塚碑の隣には、島崎藤村の筆による「是より北木曽路」の碑があり、かつてここが美濃と木曽の国境であった。明治以降の廃藩置県で名古屋県になった一時を除き、その後筑摩県になりやがて長野県になってもその位置が県境であったのだが、つい6年前に馬籠宿を含む長野県木曽郡山口村は大論争の末に経済生活圏である中津川市に編入合併したのである。これにより県境は馬籠峠の少し北まで移動することになった。時の長野県知事が平成の大合併に大反対していた田中康夫氏だったのも皮肉なことであった。
~ つづく ~