[8~9日目] 48:細久手宿・大黒屋 (2011.7.14-15)

中山道を歩こうとする人たちにとって細久手宿の大黒屋は貴重な旅館。なにせ大井宿(恵那駅前)から太田宿(美濃加茂市太田)までの44.4kmの間に大黒屋以外の宿泊施設はなく、また最寄りの駅が近くにある御嵩宿から大井宿まででも31.4kmの山道であり、現代人が1日に歩く距離としては相当厳しいものがある。従ってもし大黒屋さんが無くなったら中山道歩きにおけるこの間のルートスケジュールの設定にあたっては相当悩まなければならないことになる。
一方でのんびりと中山道歩きなどしている人には限度があり、旅館の経営も相当厳しいものであると推測される。まさに感謝、感謝である。
大黒屋は元々は尾張徳川家の本陣であって、宿泊する人が限られていた。まさに昔の尾張のお殿様が停まったであろう部屋に泊めさせていただくと思うと、平民の僕ごときが泊めていただいても良いのかと畏怖の念を抱く。
かなり古めかしい建物なので設備的には何も望めないが、食事のもてなしや、街道を歩くにあたっての水分補給や昼食にも気を使っていただけるのはうれしい限りである。

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尾州家定本陣・大黒屋

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大黒屋の正面

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間取り図 2階の2間続きの部屋に泊めていただいた

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2階の奥の間の床の間

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2階の階段を上がった所の部屋の床の間、この部屋に布団が敷かれた

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1階奥の部屋の床の間、ここで食事               皇室関係の方の御用鑑札

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1階奥の部屋の書院、尾張家の三つ葉葵の紋がある

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夕食の先出し

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ご飯と素麺

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鮎の塩焼き

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鯉の煮付け、洗い以外で食べたのは初めてで小骨が多いものだと。。。      デザート

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朝食も品数豊富

~ つづく ~