[8日目] 49:御嵩~48:細久手 (2011.7.14)④

唄清水でも湧き水を飲むことが出来なくてタオルを濡らして体の汗を拭きとるだけであった。手持ちのペットボトルはスポーツ飲料が無くなり麦茶の方もあと一口だけとなってしまった。
ところがちょうど都合よくそこに人気のケーキ屋さんがあった。どうしてこんな山の中で営業しているのかわからないが、車で入って来ることが出来るためか駐車場は大変な混みようであった。玄関の扉を開けると先客も順番待ちしていたが5分ほど待てば入れるとのことだったので、当然順番待ちにエントリー。店脇の東屋で庭のー部を眺めて過ごした。
店に入りアイスコーヒーと自慢のケーキ、といっても残りが2種類3個しかなかったので選択の余地はなかったが、シューケーキを注文。この日の泊りの大黒屋からは16時過ぎでないと入れないと予約の時に言われていたので、早く着いても行けないので時間調整を兼ねて店内だけでも20分と長めの休憩になった。精算する時に空のペットボトルに水道水を入れてくれるようお願いしたら、冷えた水を満タンに入れてくれた。これで大黒屋まで十分持つはずと一安心。

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森のケーキ香房、ラ・プロヴァンスは山の中にもかかわらず混んでいた(14:50)

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御嵩町謡坂(うとうざか)で1996年から営業している

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アイスコーヒーとシューケーキを注文              店内はほとんどが女性客

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敷地内は多くの種類のハーブでいっぱい

幕末の頃皇女和宮が14代将軍家茂に嫁ぐために江戸に下ったご下向という一大イベントがあり、各宿場ごとの整備や宿泊所の新設などが行われたが、御嵩宿の謡坂を上りきった所にも休憩のための御殿が設置された。それ以降この地を御殿場というようになった。
つい最近までこの地から木曽の御嶽山を眺めることが出来たというが、今は木立の背が高くなり見ることが出来なくなったのだという。

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皇女和宮ご下向時にご休憩のための御殿が造られたことからここを御殿場というようになった

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旧街道左手の高台に休憩用の東屋が建つ   少し前までここから御嶽山を撮影できたとある

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東海自然歩道(=中山道)の案内図

御殿場から屋の道を下って行くと途中に妙な形(円錐形)の農機具や資材を収納するための小屋が林立している所がある。そこにあった碑によれば、小さな30ほどの田を5つの自動車が入れるほどの5つの大きな田にまとめ、さらにその排水で川魚の養殖などを始めたとあった。その碑が左側にあったが右側から獣の獰猛そうなうめき声と荒い息遣いが聞こえて来たので振り返ると、2つの大きな鉄製の檻にイノシシが4~5頭飼われていた。

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肥料を貯蔵する容器を逆さにし、              農機具や資材を収納している

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整田碑…小さな田を統合し排水で川魚の養殖を始めたとある イノシシも飼育(?)していた

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山道がまだまだ続く

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ところどころ車の通っている道に出るが            直ぐに山道へと入って行く

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時には旧街道に車が入って来ることもある          御嵩町から瑞浪市へと入った

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瑞浪市内の中山道の案内図、細久手まではもう少し。。。(16:20)

~ つづく ~