[2日目] 68:草津~67:守山~66:武佐 (2011.5.19)①

京から来て草津追分を右に曲がると東海道(いせみち)であるが、真っ直ぐ草津川の下をくぐると中山道(みのぢ)となる。ここからが初めて歩く道である。トンネルを抜けるとすぐに商店街のアーケードになるが、朝8時ということで草津駅に向かう通勤・通学の人々や自転車の流れに逆らって歩くことになる。狭い道にもかかわらず自動車も多く通って行く。
300mほど歩いてアーケードを抜けた交差点の中央分離帯に「中山道・一里塚跡」の粗末な杭が立ててあった。そこを過ぎると道幅も狭まり一方通行ながら車は頻繁に通る。最悪なのはは自転車に乗った女子高生が友達同士2列・3列で話ながらすれ違って行く。思わず怒鳴りつけたくもなる。彼女らにすれば反対方向に逆らって歩く小汚い老人の方が迷惑なのであろうけれども。。。

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東海道中山道の別れ道を示す道標

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高札場跡を通り草津川の下のトンネルから中山道となる(8:00)

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トンネル内に描かれた6枚の絵の内の一枚

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トンネルを抜けると商店街のアーケードが続く

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交差点の中央分離帯の中に一里塚と書かれた杭が建っている

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交差点を過ぎると道はさらに細くなり旧街道の雰囲気が出てくる

中山道全体を一冊にまとめたかなり大雑把なガイドブックを手にしながら歩いているのだが、目印になるのは道の左右に存在する由緒ある古刹や神社である。
今回ここで道を誤ってしまった。ガイドブックの地図によると、右手の伊砂砂神社を過ぎてから左側に平行して走っているJR線路の下のトンネルをくぐると書いてあったのだが、左手ばかりを見ていて線路をくぐる車と歩行者とで分離されたガードを通ってしまったのだ。途中おかしいと思いながらも500mほど歩いて道が左に曲がってJR線から遠ざかって行くところで気付き、右折して線路際に出たところに、文字通りガードではないトンネルがあった。

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左手に蓮如上人ゆかりの光明寺を過ぎたところまでは間違いなし

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伊砂砂神社まで行かない内に左折してガードをくぐってしまった(オレンジ矢印)

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本来通過しなければならなかったトンネル

逢坂の関から大津市内に降りてきて以降、滋賀県内はほとんど平坦な道が3日間ほど続いた。道もほぼ直線で並行して走る国道8号線と合流したり離れたりを繰り返して極めて歩きやすかった。目印となる神社仏閣を確認しながらのウォーキングとなる。

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草津市から栗東市に入る

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右手に八幡宮を見ながら通過

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旧街道らしい雰囲気の家並みが残る

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芭蕉の句碑があるという大宝神社に立ち寄る(8:55)

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「へそむらの まだ麦青し 春のくれ」 はせを

~ つづく ~