ソウル6日目(3月23日)②

11:30くらいでボランティアガイドのタンさんと別れ、前回来た時にミョンドンからロッテデパート、ソウル市庁舎、南大門と歩いたことがあって、その時にソウル市庁舎から南大門が近かったのを思い出し南大門市場を覗いてみることにした。
南大門は正式名称を崇禮門といい、2008年2月10日に放火により全焼してしまった。前回行った時には修復工事中で周囲を囲ってほぼ実物大の青空の中の南大門の写真がペイントされていた。今回それを目当てに市庁舎前広場から地図を片手に歩いたのだが、修復中の南大門を見逃してソウル駅前に出てしまった。なんで?と思い引き返して見ると修復中で囲ってはあるのだが囲いには前に見た南大門の姿はなく、単色で塗られているだけであった。一部囲いが外され南大門の土台が見えるようにはなっていた。

イメージ 1イメージ 2
現在修復中の南大門の土台が見える                南大門の正式名称は「崇禮門」

南大門の位置さえ分かれば、前回2度3度と足を運んだ南大門市場に行くには地図も必要ない。ただ南大門市場の中には屋台で食事するところはあるのだが、きちんとしたレストランはあまり見かけなかった。それでも人々の活気は感じられた。

イメージ 3
南大門市場のにぎわい

イメージ 4イメージ 5
衣料品を商う露店が通路を埋めつくす               昼飯時は商売を忘れ食事に熱中

南大門市場の中を少し写真を撮り歩いたが、ミョンドンの方が食事のメニューが日本語で書いてあったりして僕には合っているような気がして、そのままミョンドンまで15分ほどを歩いて行った。
ミョンドンの東はずれの方に写真入り日本語付きの大きなメニュー看板を出している店を見つけ、中に入ると店員さんが日本語で聞いてくるのでホッとした。豆腐チゲと少し腹の足しになるようにとチヂミを頼んだ。豆腐チゲは辛くてもいいかと菊ので、あまり辛いのは。。。と答えておいたら、出て来たのは全く辛味のない湯豆腐(?)になってしまった。

イメージ 6イメージ 7
日出(イルチョル}はメニューが豊富で日本語がバッチリ!      店内には日本人客が多かった

イメージ 8
豆腐チゲとチヂミを注文

昼食が済んで、今度は4日目の朝東大門からの戻りで確認してきた日本語ガイドツアーの時間に間に合うように宗廟(チョンミョ)の入口に行った。最近は日本からの大手ツアーでも施設の無料日本語ガイドツアーにそのまま便乗しているようでもスタート時間の5分前には、25人くらいのグループが2組出来ていた。
宗廟(チョンミョ)とは歴代の朝鮮王を祀っているところである。我が家ではここ数年韓国宮廷ドラマにはまっていて、「イ・サン」とか「大長吟」とかを欠かさず見ていた。だから正殿に祀られている王や王后の名札の前で、英祖大王とか貞純王后、正祖大王、孝懿王后などの名前を見つけ一人興奮していた。

イメージ 9イメージ 10
宗廟の日本語無料ガイドは14:40スタート      大手旅行会社のツアーも無料ガイドで節約

イメージ 11
正殿の第一室から第十九室で祀られる朝鮮朝の王と后のリスト

イメージ 12
正殿は二度の増設で十九室になった

イメージ 13
永寧殿は十六室

宗廟を見学後、この日に限らずいささか歩き回り過ぎたきらいがあり疲れを感じたので、一旦宿に戻って休憩することにした。

2時間ほど宿でのんびりとした後は夕食を食べに出た。ここのところミョンドンでの食事が多くなっていて仁寺洞(インサドン)ではほとんど食事をしていなかったので、新しい店の開拓を兼ねてインサドンに行った。
何件かメニューを見ながら出来れば日本語メニューのある店がいいなと思っていると、「1000円で韓定食を食べませんか?」と客引きに声をかけられた。狭い入口の階段を下りて行くと中は意外と広かった。テーブルに案内されメニューを渡されたが写真はあるのだが日本語が入っていなくてわからない。「上でハンテイショクが1000円だと言っていたけど」というとたくさんの小皿が並んでいる写真の横にW15000、W25000、W40000の3段階の数字が並んでいた。
まあ15000ウォンならば1200円ほどだしそれを注文した。すると出てくるわ、出てくるわ数々の小さな皿の付け合わせに混じって、ワタリガニの醤油漬け、魚の唐揚げ、豆腐チゲ、プルコギなどなど。これならば1200円でも満足と思えたが、最後に清算したら12000ウォン(約960円)と客引きの言葉通りだったので、大満足の夕食となった。

イメージ 14イメージ 15
客引きに韓定食千円と言われ入った店                 入口の割に店内は広かった

イメージ 16
これでもかと料理が並んだ韓定食…定価15000ウォンが特別サービスで12000ウォンだった

~ つづく ~