[その23] 24:金谷~25:日坂~26:掛川 (2010.12.11)⑭

東海道の宿場の中で城下町の場合には外敵の侵入時に一気に攻め込まれないように宿場を通る街道をわざと曲げて作っている所が多い。例えば岡崎などは二十七曲がりもあって、僕も初回は結局道からはぐれてしまい、途中でリタイヤ。次の回で再チャレンジするも完全に追いかけ切れなかったという苦い思いをした。
ここ掛川も地元に住みながら「新町の七曲がり」がどうなっているかを、実際に歩いたり地図で確認したことはなかった。

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掛川宿新町七曲がり ①~⑩は以下の写真撮影ポイント A・Bは塩の道の標識

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①馬喰橋からの道が最近掛川市中心部に延びた       ②最初の角を左折した所にあった案内板

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③予備校の手前で右折する                   ④正面に秋葉常夜燈が見えてくる

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⑤秋葉常夜燈 現代では電球型蛍光灯が点いている(将来はLED?) ⑥新町区屋台小屋の先を右折

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⑦前方に見える掛川市中心部の道と繋がると「七曲がり」だということが分からなくなる

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東海道道標「掛川宿東番所跡」   3年前に撮影した同じ場所 背景に五十三次の宿場名があった

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⑨七曲がりの説明板              ⑩東海道を東に行く時には、この矢印を右に曲がる

話はそれるが、掛川には東海道の他に「塩の道」が通っている。太平洋の相良町(現・牧之原市)から掛川・森町・秋葉神社水窪町を通り青崩峠を越えて長野県に入り、飯田市から塩尻峠に抜ける伊那街道や塩尻峠から松本を抜け十国街道を日本海糸魚川まで、この350kmが「塩の道」と呼ばれ、新町の七曲がりから大池橋までの間東海道と同じ区間を通っている。

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A・「塩の道」を太平洋に出るにはここを右に曲がる  B・太平洋と日本海を結ぶ「塩の道」の道標

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「塩の道」秋葉街道区間のマップ                   「塩の道のモニュメント」

~つづく~