[その17] 13:原~14:吉原 (2010.8.22)③

暑い、とにかく暑い。連日の猛暑に蓄熱された路面からの輻射熱により体感温度が増幅される。
せっかく来たのだからと、田子の浦にうち出でて見る。山部赤人の生きた万葉の頃はさぞかし美しき眺めだったのだろうが、高度成長期のヘドロ騒ぎの後、海岸の砂の流出を防ぐために設置されたテトラポットの並ぶ海岸線がなんとも無粋な様相である。
海岸線には富士マリンプールがあり、猛暑の中押し寄せる家族連れで大盛況であった。

イメージ 1イメージ 2
米之宮神社                               愛鷹神社

イメージ 3
田子の浦の海岸線は防波堤となっている。車は富士マリンプールに来たお客さん(11:20)

イメージ 4
猛暑の中、富士マリンプールは大盛況

イメージ 5
田子の浦ゆ うち出でて見れば 無粋なる テトラポットに 寄せる白波

イメージ 6
高橋勇吉と天文堀の石碑

新幹線や東名高速を使って富士市を通り抜けることは多い。その時にいつも残念に思うのは世界一の富士の姿の手前ににょきにょきと伸び白煙を上げている無粋な煙突の存在である。街道を歩いていると、次第に大昭和製紙の煙突が高く迫って来る。
途中、由緒ある富士毘沙門天妙法寺)の境内で一休み。木陰には涼しい風が流れていた。

イメージ 7
大昭和製紙の煙突が遠くから見える

イメージ 8
龍神洞と毘沙門堂(本堂)(11:50)

イメージ 9
妙法寺 高楼が道場となっている


イメージ 11
大昭和製紙前の鈴川踏切

イメージ 12イメージ 13
元吉原宿                            旧街道の一本松

イメージ 14
国一バイパスと新幹線の高架をくぐる(12:40)

~つづく~