[その15] 5:戸塚~6:藤澤~7:平塚~8:大磯~9:小田原 (2010.1.23,24)⑫

大磯宿の上方見附跡を過ぎると東海道の松並木が続き、その一角に滄浪閣という伊藤博文のゆかりの建物がある。現在はプリンスホテルの所有となっていて閉鎖状態にあるが、数年前まではレストランとして営業していた。
僕自身も若かりし頃、すかいらーくだのディニーズだのといったファミレスがまだ一般的なものではなかった頃に、当時の仲間と何度かこのレストランを利用したことがあった。当時そんなに金を持っていたわけではないので、コース料理なんか頼めなかったので単品でピラフあたりを食べていたような記憶が、この前を通った時フイに蘇った。

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東海道の松並木の説明板と道標(左・吉田邸、右・鴫立庵、左奥・湘南平

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手前国道一号線の下り車線、上り車線は中央分離帯の向こうで一段低くなっている

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1994年にマツクイムシの被害で倒れた樹齢217年の松の年輪が東海道の歴史を語る

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伊藤博文ゆかりの滄浪閣…大磯プリンスホテルの所有(10:25)

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滄浪閣前には日本橋から69km地点の道標が建つ

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伊藤公滄浪閣之舊跡の碑                  東海道の松並木・こゆるぎの道の道標

滄浪閣を過ぎてしばらく行くと今度は吉田茂元首相邸の前を過ぎる。昨年末に別荘は火事に遭い全焼したというニュースがあったが、国道から中は伺い見ることはできなかった。
そこを過ぎると松林が途切れ、急に視界が開ける。さっきまでちらちら見えていた富士山が大きく目の前に浮かび上がる。

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大磯町西小磯にある70km地点の道標                  血洗川に架かる切通

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城山公園前の切通しから見える富士山

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吉田茂元首相邸の正門、監視カメラがこちらを向いている    路地の奥に吉田元首相の銅像がある

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吉田邸を過ぎると視界が開け、富士山も大きく見える(11:00)

この地点から旧街道は一旦右奥に入っていくのだが、入口を見落としてしまい、そこにあるはずの国府本郷の一里塚を見過ごしてしまった。その旧道は国府新宿の交差点で国道一号線にまた合流している。
そこから西へ行くと寒川一宮神社を始めとする相模国の六社の総社である六社神社の赤い鳥居を過ぎ、二宮町に入って行く。

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雨戸に五十三次の浮世絵を描いた民家                   国府新宿辺りの旧街道

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国府新宿交差点手前の祠のない神社              相模国の総社・六所神社の赤い鳥居

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ここから二宮町に入る(11:25)

~つづく~