[その14] 日本橋~1:品川~2:川崎~3:神奈川~4:保土ヶ谷~5:戸塚 (2010.1.4,5)⑥

そば処・恵比寿庵を出て、再び旧街道を歩き出す。道は京浜急行の線路と一区画離れて平行になっている。
鮫洲商店街を通り過ぎ坂本龍馬像という看板が目に入り立会川駅近くの公園に寄り道をする。何でも浜川橋辺りに土佐藩下屋敷があり、黒船がやってきた時には浜川砲台が築かれたということで、坂本龍馬もその砲台から黒船を見ただろうという縁で高知市から送られた像を、今年のNHK大河ドラマ龍馬伝」にちなんで飾っている。
また浜川橋は涙橋ともいい、鈴ヶ森刑場に送られる罪人の家族がこっそりと見送りに来て、この橋で別れを告げ涙を流したとのことである。

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旧東海道は鮫洲商店街に入る

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立会川駅商店街に建っている坂本龍馬の像           土佐藩下屋敷は立会川近くにあった

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浜川橋は涙橋とも呼ばれ、鈴ヶ森刑場に送られる罪人を見送りに来た親族との別れの場であった

浜川橋を渡り、今度は「東海七福神」詣での参拝客で賑わう、天祖諏訪神社へ立ち寄った。ここでは福禄寿が祀られていて、幸福(福)・財運(禄)・長寿(寿)にあやかれるということなので、僕も賽銭を上げ福禄寿の額を撫でてきた。

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天祖諏訪神社東海七福神の福禄寿を祀る            福禄寿は幸運・財運・長寿の神

鈴ヶ森の刑場は昔から斬首刑や磔、さらし首など、見せしめのためにわざと街道沿いに設けられた。鈴ヶ森を過ぎると旧街道は国道15号線に合流し、美原地区でもう一度国道から離れるがまた合流する。日本橋から14kmを過ぎ梅屋敷駅付近に梅屋敷公園がある。ここで一休み。ベンチでペットボトルの茶を飲んでいる足元に10羽ほどの鳩が集まってきた。

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鈴ヶ森刑場の墓碑

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鈴ヶ森刑場の説明板

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旧東海道(右)は鈴ヶ森で国道15号線(左)と合流する(13:05)

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美原不動尊                              大森東・ミハラ南商店街

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明治天皇行幸所蒲田梅屋敷公園(13:50)           日本橋から三里十八丁と彫られた石碑

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梅屋敷と和中散売薬所跡の説明板

~つづく~