[その9] 有松~40:鳴海~41:宮 (2009.7.12) ③

鳴海の本陣跡を過ぎ、右手にある如意寺に立ち寄ってみた。鐘楼の脇に信者が寄進したやさしい顔をした観音像が建っていた。
家に帰ってから地図で調べたら如意寺の裏手に鳴海城址公園があったのだが、東海道を歩いていた時にはそれらしき道標を見かけなかったため素通りしてしまっていた。
鳴海の宿は間の宿の有松に比べて、旧東海道の宿場という観光資源へのこだわりが薄いように感じた。

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如意寺の山門(10:20)                           優しいお顔の観音像

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旧街道らしい街並み                            黒塀に囲まれた旧家

さらに旧道を歩いていくと長翁寺、鳴海神社を経て、右手に丹下町常夜灯がある。ここが鳴海宿の西のはずれである。東の平部町の常夜灯からおおよそ40分かかった。

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長翁寺(10:30)                              丹下町常夜灯(10:40)

鳴海宿を離れ少し行くと鉾ノ木貝塚という立て看板があったが、草の生えた空き地が柵で囲まれているだけで特に見るものはなかった。
旧道はやがて三王山という交差点で片側二車線の県道59号線を横切る。そこから300m程行った所で天白川を渡る。鳴海は名古屋市緑区であるがここから南区になる。
赤坪の交差点を過ぎ少し行くと笠寺の一里塚に突き当たる。江戸・日本橋から88里。名古屋市内に残る唯一の一里塚である。

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鉾ノ木貝塚の立て看板                              天白橋を渡る

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笠寺の一里塚(11:05)

一里塚で休憩をと思ったのだが、あまり日陰もなく、ちょうど自転車ツーリングの4人組が反対方向から来たのでもう少し先まで行くことにした。程なくして笠覆寺の山門が見えてきた。

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笠覆寺山門の仁王像(11:10)


~つづく~