[その4] 29:濱松宿~30:舞坂宿~31:荒井宿 (2009.1.4) ③

東海道松並木を抜け、国道1号線を超えると舞坂宿に入る。昔の宿場を偲ばせる街並みが残っており、その奥に浜名湖の湖面がちらりと見えている。
道の両側には、しらす、ちりめん、たたみいわし、海苔などの特産品の文字が躍っている。

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宿場の入口の見付跡(12:00)            秋葉常夜燈 宿場内では左手に3箇所ほど有った

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舞坂宿の街並み

町の中心部には(本陣がふさがってしまった時に本陣として用いた)脇本陣が往時のまま残っており公開されている。入館は無料。着いた時に受付の人は既に別のお客さんのガイドをしながら館内を回っていたため不在であった。
仕方なく、入口でパンフレットを手に取り、中を見て回った。

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脇本陣正面(12:10)                    お殿様が滞在した、書院造りの上段の間

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どこぞの高貴なお殿様が用を足したであろうトイレ…公開用で使用は出来ない

脇本陣を出て宿場の一番奥まで行くと、浜名湖の対岸の新居の関所に行く「今切の渡し」の発着所であった「本雁木(ほんがんげ)」に向かう。
湖岸に出ると左手に国道一号線バイパスの新浜名湖大橋の雄大な姿と、前方に弁天様の赤い鳥居が見える。その先の新居は霞んでいた。
「本雁木」は一般の旅人が利用していたが、大名・旗本は「北雁木(がんげ)」を利用した。史跡的には「北雁木」の方が原型が残っている。
家に帰ってから知ったのだがこの時間帯には、ニューギニア島で起きた地震による津波警報が出ていたとのだった。幸い御前崎で潮位が30cmほど上がった程度で済んでいたので、浜名湖での潮位の変化はなかったようだ。

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宿場外れの舞坂宿の標識

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本雁木から見た新浜名湖大橋                  中央の浅瀬に立つ赤い鳥居(12:25)

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北雁木の説明書き            広重の五十三次・舞坂の図、右手に富士山が描かれている

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立派な常夜燈

昼も過ぎたがこの辺りは食堂も少なく、ガイドブックに乗っている「浜名湖料理・魚あら」というお店に行ってみた。非常に人気のある店のようで、順番待ちをしているお客が店の外にまであふれており、この様子では一時間はかかりそうなのであきらめ、更に先に進むことにした。

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「魚あら」の店先(12:35)

~つづく~