[その2] 27:袋井宿~28:見附宿 (2008.12.20) ③

見付天神から宿場通りの方に降りてきて街の中を西へ向かっていると、アンパンマンのイラストの付いた自転車に乗った女の子が近付いてきた。何をするのかと見ていると、歩道の隅にあるポンプで水を汲み上げ始めた。何となく昔懐かしい風景であった。

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街道の隅にあったポンプで水を汲み上げ始めた(15:33)

そこを通り過ぎ少し行くと、明治8年(1875年)に建築された旧見付学校という立派な校舎に出会える。入館料が無料なので中に入ってみると狭い教室に机が並べられ、机の上にはこれまた昔のカタカナで書かれた小学校の教科書が載せられている。建物は3階建ての上に2層の楼閣が乗っており、古い展示物や民具を見ながら楼閣の最上階(5階に相当)まで行くことができそこから磐田の街並みを見ることができる。学校の裏には磐田文庫という江戸末期に立てられた図書館の建物が残っている。
旧見付学校を出た横手には、淡海国玉神社という社がある。ここには狛犬ならぬウサギが両脇に鎮座している。

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旧見付学校(15:35)

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明治時代の授業風景         「サイタ サイタ サクラ ガ サイタ」で始まる教科書

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淡海国玉神社(16:00)                       拝殿の両脇にはウサギが

旧見付学校で貰ったパンフレットの地図では、近くに北本陣跡、南本陣跡、脇本陣跡などと記載してあったので探しては見たが、それらしい標識が見当たらず、地図の辺りには民家などが立っていた。
街道沿いに、脇本陣三河屋門というのがあったので撮影し、辺りを見回すと陽はすっかり傾き街並みの壁が黄金に輝いていて、なんとも言えず綺麗であった。
見附の宿場通りには又一庵という和菓子屋さんがあり、キンツバが有名なので立ち寄り、以前キンツバを買ったことがあったので、今回は包装に使われている広重の浮世絵に引かれ「きんつばようかん・遠州夢街道」を土産に買った。

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脇本陣三河屋門                  夕陽に照らされた街道沿いの壁(16:15)

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土産に買った又一庵の「遠州夢街道」          旧見付学校で貰ったパンフレットほか

~つづく~