小笠原チャータークルーズ・3日目の2 (2018.4.3)

朝の内、大神山神社の裏山を中心に歩き回り、10時50分のオプショナルツアー・ホエールウォッチングに合わせクラブツーリズムのツアーテント前に集合した。
主催者の方からホエールウォッチングで見られるザトウクジラのブリーチングなどの話を聞き、小笠原では子育て期間だけ居てもう少しすると北の海へと旅立つなどという話に否が応でも期待は高まった。

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ウォッチングガイドの富田さんから小笠原に棲むザトウクジラの生態の話に期待感が高まる

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係の人に見送られ二見漁港を離れる

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二見漁港を出発し二見湾を出て父島の周りに出る

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父島の隣の西島

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北に進路を取り弟島に近付く

小笠原は、明治時代文禄2年(1593年)に小笠原貞時によって発見されるまで、そしてそれ以降も欧米からたまにやってくる捕鯨船が水や食料を補給しにたまに上陸寄るくらいで、明治9年(1876年)に日本が領有宣言するまで、ここに棲み付いていたのは5人の欧米人と15人のハワイ人であった。そのため今でも島の言葉で、ボニン(無人)・アイランド(島)と呼ばれている。
小笠原の島々は4800万年前ごろに海底火山活動で隆起し、特異なマグマ活動がボニナイトという地質を生み出し、いまでも父島周辺の島々の岸壁に見ねことができる。

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先端が尖った烏帽子岩など小さな岩礁の周りを通る

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小笠原特有のボニン・アイランドの岩礁 潮の満ち引きによって穴が開いている

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同じ岩を裏に回ってみる

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小笠原創生時に火山活動で作られた安山岩ボニナイトの特徴を示す岩肌

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同じくボニナイトの岩肌

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先ほど回った岩礁

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父島の西の海域を回って南方向へと移動してきた

小一時間クジラを探し回ったが潮吹き一つ見ることができずに12時を大きく過ぎてしまった。南島の近くまで来てみんなが一斉に声をあげたのは大きなウミガメが二頭水面まで上がって来た時だった、船頭さんによれば交接のために上がってきたのだろうということだったが、はっきりそれと確認できたわけでもない。
やがて昼食時間のこともあるからと、ホエールウオッチングは空振りに終わり、漁船に乗ったままぱしふぃっくびーなすに帰ることになった。

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1時間半ほどのウォッチング見たものと言えばウミガメが交尾のために浮上してきたのみだった

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二見湾へと戻る

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漁船に乗ったままぱしふぃっくびーなす号へと戻る

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ぱしふぃっくびーなす号の乗組員に迎えられる

この日は大部分の参加者がオプショナルツアーに参加していたので、昼食は10時半から13時半まで10階のスポーツデッキでデッキランチだった。ホエールウォッチングが不発となり、12時40分に船に戻りエレベーターで10回まで直行し昼食をいただいた。

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10階スポーツデッキ会場でのランチ

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島寿司や青野菜が多く入ったチャンプルなど、蕎麦も出た

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締めはフルーツにケーキとアイスクリーム

昼食後部屋に戻って小休止したのち、14時20分再度父島へと渡った。丸一日の船旅で体がなまっていたのか、揺れる船の上での生活に飽きていたのか、とにかく時間さえあれば島に上陸していた。

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14時20分、昼食後部屋に戻って小休止ののち4階の出口へ 今回はクルーズ船のテンダーボートだった

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190名乗りのテンダーボート ぱしふぃっくびーなす号の乗組員が操船

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父島に上陸し、まずコミュニティ広場の青灯台の説明板の前に行った

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大神山公園の周辺案内図

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午前中はまっすぐ大神山神社へと昇って行ったが、午後からは湾岸通りを右折して散策することに

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北緯27度5分まで来るとさすがに南国ハイビスカスの花が沢山咲いていた

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大神山公園の東入口から展望台に向かって登りに入る

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東入口から展望台に向かう登り坂

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小笠原水産センター(水族館)付近を見下ろす

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二見港(湾)を見下ろす

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二見湾を見下ろす展望台にあった周辺の眺望説明板

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展望台から少し戻ったところにあった案内板

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東入口に戻る下り階段

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湾岸通りまで下り水産センターを過ぎた所からトンネルを通ってコミュニティ広場へ戻れる

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トンネルを抜け湾岸通りに戻った所にある案内板

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コミュニティ広場にあるペリー提督来航記念碑

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ぱしふぃっくびーなす号に戻る漁船の港にあった世界自然遺産小笠原諸島の横断幕

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1時間余りの散策を終え、漁船に乗ってぱしふぃっくびーなす号に戻る

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15時45分、父島一日の観光を終えクルーズ船に戻った

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漁船とクルーズ船の乗組員との連携はばっちり

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17時半から1回目組の夕食が始まった この日も和食をいただいた

夕食の後は10階スポーツデッキで、小笠原で音楽活動しているOKEIさんの星空コンサートが開かれた。1回目食事済み者の回(21:15~)では満月が出て、それほど暗くはならなかった。

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星空コンサートが始まり東の空から満月が出てきた

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OKEIさんともう一人の演者による星空コンサート 船の明かりで満天の星空とはならなかった

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恒例の10時半からの夜食タイム この日は味噌ラーメンをいただいた

=つづく=