津軽&下北ツアー・2日目の1 (2017.9.17)

一夜明け、朝食前にホテルの周辺を歩いてみることに。青森で泊まるのは初めて。
20代の頃に寝台列車で朝青森について、そのまま青函連絡船に乗り換えて函館に渡ったことはあるけれど、青物県内での宿泊は初めてのこと。
10代の頃には上野発の夜行列車で一戸だかに着いて、その足でそのまま国鉄バスに乗って十和田湖まで行き、同じ日の内に発荷峠を越えて秋田県の大舘の方に抜けた記憶がある。
またこのブログにもあるように2010年10月に、ツアーで秋田県鹿角市から青森県の城ヶ倉大橋を経由し酢ヶ湯温泉、奥入瀬、十和田湖に行ったことがある。
厳密にいえば、青森県は通過したことは何回かあるのだが宿泊したのは今回が初めての経験ということになる。

朝ホテルを出て、一度は行ったことのある(と思っていた)青森駅に行ってみた。青函トンネルの開通により一度は廃止となった青函連絡船の八甲田丸を見に行った。
青函連絡船といえば、1954年に起きた洞爺湖丸の台風に乗る事故が、その後青函トンネル建設へのきっかけの一つしなった。
青函トンネルの悲願達成についての苦労話は、バスに乗っている最中にバスガイドのヤマシタさんからたっぷりと教わった。

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この日の宿泊先ワシントンホテルを出発

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藤原定家で知られる善知鳥(うとう)神社

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青森の歴史と善知鳥神社

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新町(アーケード通り)を西に向かう

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JR青森駅

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青函連絡船の頃は長いホームを北へ向かって歩いた

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青函連絡船の頃の桟橋には青森桟橋記念碑が残っている

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八甲田丸の脇には青函連絡船戦災の碑がある

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さらに青森ベイブリッジの北側の木の歩道を歩いていく

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八甲田丸を見ながら歩いていく

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八甲田丸と青森ベイブリッジを過ぎ青い海公園を行く

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ワシントンホテルのある柳町通りに出た

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青い海の公園に、1996年施行の海の記念日発祥の地の碑があった

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青森ワシントンホテルを起点に約一時間のウォーキングとなった

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ホテルを入ってすぐの右手にあるレストラン・シャンゼリゼがこの日の朝食会場

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山かけ、煮干し出しの味噌ラーメン、温泉卵、鮭など純和食の朝食

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バイキングなので、席に着いたら食事中カードで席を確保

朝食後、8時半ホテル出発。冒頭いきなりこの日乗るはずだったむつ湾縦断フェリーの欠航が知らされた。台風の接近に伴い、比較的穏やかな湾内も今回は船による遊覧は不可能ということで、蟹田港から脇野沢港をむつ湾を反時計方向に陸路行くことになった。
直接フェリーで行っても乗下船の待ち時間などを加味すると陸路とでは時間的に大きな差はないとのこと。
台風は九州に上陸し、速度を上げて北陸方面から日本海佐渡方向へと進む模様だが、この日は夕方まで雨にはならない見込みだとのことであった。

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バスガイドのヤマシタさんがバスの前面に地図を貼り出しこの日のコース説明

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前日東京駅でもらったコース説明

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バスは青森を出て津軽平野のカカシ街道を竜飛崎に向かって北上

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ホテルを出て一時間ほどで蓬田村の駅というところでトイレ休憩

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冬期間西風による吹雪を防ぐ防雪壁が道路の西側にある

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北海道新幹線の本州最北端の奥津軽いまべつ駅を右手に見て通過

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三厩(みんまや)付近の道路の左手に青函トンネルの入り口があり、ちょうど貨物列車が入っていくところだった

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源義経が平泉から蝦夷地を通りモンゴルに渡ったとされる伝説の残る義経寺(ぎけいじ)

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義経寺付近にある松前街道終点の碑

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伝説で義経のために用意された三頭の馬から、三厩の村名ができた発祥の地碑

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源義経龍神塔と静御前龍神塔が並んでいる

バスは三厩(みんまや)を過ぎ、国道339号線の最北端から風力発電所が立ち並ぶ、竜飛崎へと入った。終端部には青函トンネル建設時に工夫たちの村が作られ、新幹線開業前には立坑を利用して駅とホテルになっていたが、現在はホテルが残っている。
終端には竜飛崎灯台が立ち、その一つ手前のバス停には津軽海峡冬景色の2番の歌謡碑が建てられ、国道339号線の終端362段は、珍しい階段国道となっている。

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竜飛崎灯台

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津軽半島竜飛崎の道標

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竜飛崎から北へ海に落ちる半島

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ここから先は津軽海峡となり、向こう岸は松前町と福島町

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「竜飛崎 鷹を放って 持てり(?)」 の句碑

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竜飛埼灯台

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津軽半島最北端のホテルと青函トンネル記念館

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青函トンネル本州方基地竜飛

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国道339号階段国道案内図

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階段国道を10歩ほど歩き戻る

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津軽国定公園竜飛崎の道標と津軽海峡冬景色の歌謡碑

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阿久悠作詞、三木たかし作曲・編曲の歌謡碑の前で津軽海峡冬景色を熱唱

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国道339号の階段を降りたあたりの漁村

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竜飛崎灯台のバス停

=つづく=