姫路城・竹田城・天橋立ツアー　２日目の１ (2017.4.3)

２日目の朝は７時から９時までの朝食時間だが、３組の団体客が入っていてトラピックスの出発時間は９時半からと一番遅いので、できるだけ遅い時間帯に食事場所に行った方が良いと言われていた。とは言え朝６時に起きて朝風呂に入ったので、バイキングなのであまり遅くなってもと思い、７時４０分にレストランに行った。
レストランの番頭にもうすでに空いた席に案内してもらい、和朝食をピックアップした。特に炊き立てのご飯は最近流行のご当地推薦のブレンド米で、前日の夕食の釜めしの量が少なめだったこともあって非常においしかった。

朝食はバイキング　和食で温泉卵や鮪や烏賊の刺身と煮しめなど

この日の旅程は兵庫県の北部にある朝来市に行き「天空の城」竹田城をのんびりと観光するだけで、夕方はそこからそう遠く着ない湯村温泉で宿泊するということなので、朝９時半の出発とゆったりとしていた。
前日は夕方日が暮れてから有馬温泉に着いたので、この日は出発前に温泉街で出てみた。

ホテルのレセプション　バスの出発までだいぶ余裕があるので温泉街に出てみた

ホテルでもらった温泉街の鳥瞰図　ビューホテルは地図の左下・太閤の湯

ホテルを出たところにある昔懐かしい郵便ポスト

繁華街の太閤通り近くにあるねね像と赤いねね橋

ねね像の裏には豊臣秀吉と有馬温泉に関する記述が

ねね橋の上から下を流れる有馬川の流れを覗いてみる

有馬川に降りてみた

ねね橋の下流に架かる太閤橋

振り返ると赤いねね橋が

９時半にバスの戻ってこの日の目的地竹田城に向かう。中国自動車道から播但連絡有料道路を乗り継ぎ兵庫県北部の朝来市まで１時間２０分ほどかかった。
竹田城への道は狭いため観光駐車場に到着したら、到着後トイレに立ち寄りからマイクロバスに乗り換え、１０分ほど狭い道を竹田城跡の駐車場まで上がる。
そこから大手門のチケット売り場まで９００ｍほど歩いて昇る。大手門から城跡の中を観光ガイドの案内で１時間半ほどかけてゆっくりと回った。
自然石をそのまま積み上げる野面（のづら）積みの中でも戦国時代の初期に築かれた竹田城は穴太（あのう）積みは技術的に優れていたものだったが、この地区の大名が西軍に属していたため関ケ原以降は途絶えてしまう。
しかし崩れにくくなおかつ攻撃の際に昇りにくい石積みということで江戸時代初期に各地の築城時に研究された。
その後姫路から岡山・福岡・熊本と技術が西国に伝わっていったが、１９９５年の阪神淡路大震災で竹田城は無事だったにもかかわらず、昨年発生した熊本地震の際には熊本城は大きく崩壊してしまった。このことから穴太積みの技術的な高さが再認識されるようになった。

竹田城跡の観光パンフレット　天空の城の写真で竹田城跡ブームに火が付いた

パンフレット背面　最寄駅はＪＲ西日本播但線竹田駅

パンフレット中面の竹田城跡見取り図

１０時５０分竹田城跡の観光駐車場に到着　ここでトイレに行かないとこの先２時間ほどトイレはない

大型バスの駐車場から竹田城跡の駐車場まではマイクロバスで行く

ここからチケット売り場までは９００ｍ歩く

大手門のチケット売り場に向かって登っていく

マイクロバスを降りてからとチケット売り場までの中間点

チケット売り場のところにある竹田城跡の案内板

１１時２５分、竹田城跡のチケット売り場　ここで観光ガイドの方と落ち合う

「史跡・竹田城跡・兵庫縣」の標識　昭和１８年に史跡していされたということで「縣」の字体が古い

北千畳への階段から竹田城へと入る

北千畳という広場に入り南千畳方向を臨む

この角の石積みが穴太積みを一番表している

三の丸広場に昇り正面を見ると天守台が見えるがまっすぐは進めない

三の丸広場すら東方向を見下ろすと竹田駅に播但線の３両編成のディーゼル車が入ってきていた

二の丸広場から天守台へと向かう

北側を見ると播但連絡有料道路のアーチ橋が見える

天守台の上から南千畳方向を臨む

南二の丸の石垣の中で最も大きな礎石

竹田城は関ケ原で西軍が滅んだため歴史的には城郭が築かれたことはない。しかしその石垣の壮大さから近年色々な映画で扱われている。
たとえば１９８９年の「天と地と」では角川春樹映画で史実では石垣を持たない春日山城が立派な城郭を持ったして築かれ、また直近では２０１４年のＮＨＫ大河ドラマ「軍師官兵衛」においては秀吉が北条を攻めたときに作った一夜城・石垣山城として築かれた場面で使われた。
また高倉健さんの遺作「あなた」でも竹田城での場面が使われ、それまでは撮影中絶対椅子に掛けたことがなかった高倉健が休憩中に座ったベンチとか、田中裕子のコーラスの場面とかの逸話もガイドの中で紹介されていた。