キプロス・マルタ4日目・リマソールからパフォスまでのキプロス西南部海岸線の遺跡 (2017.1.22)

この日は終日観光。朝6時半モーニングコールで7時から朝食、8時ホテル発でソマリールからバフォスまでのキプロス島南西部の海岸沿いの遺跡を巡る。

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この日の朝も海から真っ赤な朝陽が昇ってきた

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朝食

まずはホテルを出て20分ほどのところにあるコロッシー城に行った。リチャード獅子心王(ライオンハートキング)が十字軍として勝って築城しフランスの貴族に譲渡したのが、コロッシ城

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ホテルを出て20分ほどのところにあるコロッシー城

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コロッシー城の入り口にいた猫

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コロッシー城の中へ入って内部のらせん階段を屋上へと上がる

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城入り口の上部の穴から侵入してくる敵に対して糞尿や煮立った油などを落として攻撃できる

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コロッシー城の屋上からの眺め 南側に地中海が広がる

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城に侵入してくる敵を攻撃する穴 現在は網などが敷かれている

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城内部は殺風景である

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コロッシー城入り口に停めたバス

コロッシー城を出て次に向かったのは、やはり20分ほどのところにある紀元前13世紀くらいに栄えていたクリオンという王国の円形劇場などの遺跡。エクストリウスの家の浴室跡からはモザイクタイルなどが発掘されている。
円形劇場の音響効果は素晴らしく、高知から参加された方がカンツォーネ「彼女に伝えてよ!」という曲を歌われ、ガイドのアンジェラさんは感極まって涙を流されていた。

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クリオン王国の円形劇場

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カンツォーネーの唄声が響き渡る

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円形劇場の南側には地中海の青さが広がる

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円形劇場と地中海

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モザイクタイルを守る屋根

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鳥や魚などのモザイクタイル

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KITCICという文字のあるタイル

さらに20分ほど離れたアポロ神殿のチケット売り場の窓格子には猫が日に当たって気持ちよさそうにはまっていた。

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アポロ神殿のチケット売り場に向かう

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猫が日に当たって気持ちよさそうに寝ていた

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アポロ神殿

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この広場で戦闘士が砂まみれ油まみれで戦い、 手前右手の壺は油を入れた壺戦いが終わるとサウナへ直行した

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アポロ神殿には柱が2本だけ残っている

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サウナの構造が分かるような展示

アポロ神殿を出て30分ほど行くと、イタリア・フィレンツェのウッフィツィ美術館でで公開されているボッティチェッリ作の「ヴィーナスの誕生」の舞台とされるペトラ・トゥロミの海岸線を見通せるところにバスを停めて写真撮影。その後ペトラ・トゥロミの海岸へ行って石を拾って過ごした。
ペトラ・トゥロミの海岸は何とかいうウーラノスというギリシャ神話の神様が、男の子が生まれるたびに、やがてその子に殺されてしまうという思いから大きくなる前に次々と子供を殺すのに怒った妻がやがて生まれた子・クロノスを隠して育て上げ父親にやられる前に父親・ウーラノスを殺してしまう話。その時に父親の男性器を切り取って海に投げ込んだところ、海の中から泡が浮いて出て、それがヴィーナス(アフロディーテ)になったという話。

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ペトラ・トゥロミの海岸線

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海岸線に降り石を拾う

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このあたりの海でヴィーナス(アフロディーテ)は生まれた

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イタリア・フィレンツェのウッフィツィ美術館で鑑賞したボッティチェッリ作の「ヴィーナスの誕生」…再掲

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土産物屋にはアフロディーテの土産が多く売られている

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絵は平面的なのだが土産物の像は何故かとても美尻である

ペトラ・トゥロミの海岸から20分ほど走って紀元前13年に栄えたというアフロディーテの神殿へと行った。

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この時期にウチワサボテンが実をつけ、食べられるという

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紀元前13年に栄えたアフロディーテの神殿

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それ以降に神殿が作られたときには石材が流用されたので、今ではどの石材が元の物なのかを知るすべがない

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女神アフロディーテとされる黒光りする石

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女神アフロディーテのモザイク

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アフロディーテ神殿があったと推定される区画

13時ちょっと前に昼食のレストラン「ロメオス」へと行った。この日の昼食はシーフードで、イカやエビなどを油で揚げたフリッターであった。

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昼食を食べたレストラン「ロメオス」

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シーフードのフリッターが次々と運ばれてきた

次に向かったところはレストランから20分くらいのところにあるファモス考古学博物館。屋外展示のテスウスの館と屋内展示のディオニソスの館に分かれており、様々なモザイクタイルの展示物を見て回った。

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屋外展示のテスウスの館に向かう

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モザイクタイルを見るのにプラットホームを渡る

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戦う男たちのモザイク

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居間でくつろぐ家族の様子が描かれている

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今度はモザイクが保護されている屋根付き展示場のディオニソスの館に向かう

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屋内展示場の方が保存状態は良い

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鳥に守られた神の姿が描かれている

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ロミオとジュリエットの基となるストーリーだとか

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様々な場面が描かれていて保存状態も良い

最後はファモス考古学博物館前の駐車場にバスを停め、港外れのファモス城まで歩いた。かつて栄えたクリオン王国は海から遠く西暦364年の大地震の後は7世紀末までには衰退したと思われている。7世紀以降は港のあるファモスが栄えた。

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ファモス考古学博物館

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海岸線の城壁で守られたファモス城

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ファモス城の屋上から地中海を望む

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ファモス城近くの港

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ファモス城の周りでショッピング

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ファモス城通りの海鮮レストラン

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ファモス考古学博物館近くの通り

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ファモス考古学博物館近くの港の繁華街

ファモスを16時45分に出て、リマソールのポセイドンホテルに向かう途中、スーパーマーケットに立ち寄り、キプロスの土産などを探し求めた。
さらに途中の”TAVERN ASOMATOS”で夕食を食べてからホテルに戻った。

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途中のスーパーマーケットに立ち寄った

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レストラン”TAVERN ASOMATOS”

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この日の夕食はアボカドと海老のサラダ、メインはチキンの胸肉料理

=つづく=