キプロス・マルタ3日目・トロードスの壁画教会群 (2017.1.21)

前回のパナマクルーズツアーの前にWindows10のノートPCに更新したので、カメラのSDカードをノートPCに直接挿すことができなくなってしまった。
前回の帰国後にそのカードリーダーを妻に貸してあげて、そのまま家に忘れてきていた。結局今回の旅行中ノートPCの出番がないまま、旅行中のfacebookの更新はスマホで撮った写真でのみとなってしまった。
今までのようなブログへの詳細な旅行記は全て帰国後にカメラの写真データーを読み込んでからということとした。

前夜はアクシデントに見舞われた。通常海外に行った時にはバスタブがあってもほとんどお湯を張らずにシャワーだけで済ませているのだが、この日はバスタブの中に敷く滑り止めのゴムマットがあったにもかかわらず、なんか水に浸けてしまうのが汚らしく感じたので、いつも通りにシャンプーを付けてシャワーを浴び足り、石鹸で体を擦ったりしていた。
その時に思わず石鹸を足元に落としてしまった。そのまま拾えばどうってことはなかったのだが、つい足元に落とした石鹸を足で横にずらしてから拾おうと考え、石鹸に足を滑らしてシャワーカーテンもろともバスタブの外へと後頭部からひっくり返ってしまった。幸い一時的にシャワーカーテンが転倒する時に絡みついて、転倒速度を弱めてくれる形になり頭への衝撃が弱められたのでたんこぶだけで済んだ。
万が一翌朝目覚めなければ大事になるので、ひとまず添乗員に連絡し、一晩中タオルで冷やしながら寝ることにした。

一夜明け、6時半ホテルスタッフからのモーニングコール。少し遅れて添乗員からもモーニングコール。できたタンコブの周辺は少し痛みはあったが、意識はしっかりしている。7時からの朝食はB階のレストラン。モーニングコールの後、B階まで降りてビーチを散策していると海に真っ赤な朝陽が昇ってきた。

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6時55分、海から真っ赤な朝陽が昇ってきた

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朝食

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ホテル前のビーチ 蛍光灯が点いているところが朝食のレストラン

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朝食後3階の部屋からの眺め

この日はキプロス世界遺産トロードス地方の壁画聖堂群の見学。島の中央のトロドース地方には標高1951mのオリンポス山を中心に標高500mから1000mの山脈が走っている。標高が1000m上がると6度温度が下がるので、冬の時期は雪が降る所もあって結構寒い。
まずは山岳部にあるキャンプ場でトイレ休憩の後、アシヌ教会へと行った。

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キプロス中央部の山岳地帯を走る

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島の主な農産物はオリーブオイルだが、主要な地方は北キプロスに多く中央部は荒涼としている

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島の中央部レフコシア(ニコシア)に向かう道

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標高の高いところでは雪をかぶった山も見えていた

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風車で水を汲み上げるポンプもところどころにあった

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夏場ならば避暑地になっているようなキャンプ場でトイレ休憩

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山岳部を自転車で走っている人たちが多い

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この日最初に訪れたのは古い時代に書かれたイコンが多く残っているアシヌ教会 標高500m

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教会は外の建物を撮影しても良いが、内部のイコンは撮影禁止

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アシヌ教会の裏側

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側面のアーチ状の出っ張りは何なのか興味深い

アシヌ教会の次に行ったのはキッコー修道院。途中山道を登ったり下りたりしながら1時間以上走った。教会内部のイコンは撮影禁止なのだが、修道院の内部は撮影可能なのだとか。その辺の基準が良く理解できないまま、言われたとおりに写真を撮ったり、カメラを向けないようにした。
イコンの説明で多かったのは、聖母マリアの死の場面に何故か死んだはずのキリストの姿が描かれていてその表情が嘆き悲しんでいるものもあれば、単に暗い顔をしているものがあったりで、よく理解できなかった。

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右に行くとフコシア(ニコシア)42km、トロードス方面34km

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オーラス山2km、キッコー修道院のあるペドウラゥス村まで7kmなどと書かれた山間の分かれ道の道標

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次に行ったキッコー修道院は標高1140m やや曇っていて肌寒かった

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修道院の入り口部分

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修道院入り口部分の天井画

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キッコー修道院 ギリシャ正教を伝えるためのイコンが多い

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イコンは文字の読み書きができたない人に聖書などの教えを伝えるもの

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神子キリストを抱く聖母マリア

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新約聖書の場面

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新約聖書の場面

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マリアの死の瞬間、最後の審判

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キッコー修道院の近くには多くの猫たちが村の人たちに飼われていた

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ペドウラゥス村まで17km、レフコシア(ニコシア)まで84km

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13時20分午前中の最後に標高700mの聖ニコラウス教会を訪れた

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レンガ屋根の保護のため上を木で葺かれた聖ニコラウス教会

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聖ニコラウス教会を別の角度から

この日の昼食はVengeraいうレストランで養殖されている鱒料理を御馳走になった

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鱒料理のVengera

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鱒料理は骨を完全に抜いて出された

この日午後からはこれまた世界遺産のポディトゥ教会に立ち寄り、もう一度Vengeraでトイレ休憩をしてリマソールのポセイドンホテルに戻った。

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トロードス地区の自然保護の看板

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世界遺産のポディトゥ教会の背面

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ポディトゥ教会の正面

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世界遺産保護のため何層にも瓦を葺いてある屋根

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別棟の鐘楼

Vengeraでトイレ休憩をしてリマソールへ戻る途中反対車線から飛び出してきた車とあわや正面衝突となるところだった。運転手のニコスさんの機転で間一髪衝突を免れた。

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キプロス島の山間部は速度超過防止のため制限速度表示が細かい

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リマソールのホテルに戻り、レストランでビュッフェスタイルの夕食

=つづく=