インド洋の旅 3日目 (2016.8.31)
前夜というか3日目に入ってからホテルにチェックインし、部屋に荷物を運んでもらってシャワーを浴び、ベッドに潜り込んだのは2時を回っていた。途中2時間くらいして目覚めトイレに行こうとしたのだが、寝ぼけているせいか家にいるつもりで無意識に動くと壁にぶつかり右往左往。いつも海外のホテルに泊まるときには風呂場のライトをつけた状態で寝ているのだが、この日はすべてのライトを消して寝てしまったらしく、すっかりパニックに落ちてってしまった。
この日は6時45分にモーニングコールで、朝食後8時にホテル出発である。旅程表では火山島レユニオンの世界遺産フルネーズ火口クレーターハイキング・初級とある。初級とはいえトレッキングシューズやストックは持参してきたので、寝る前にそれらもスーツケースから出して準備はしておいた。
部屋にはウェルカムフルーツや夜食として軽食が準備されていたのだが、まったく手に付けず寝てしまった。結局これらはすべて5日目の出発まで手を付けないで部屋に置いたままであった。
この日は6時45分にモーニングコールで、朝食後8時にホテル出発である。旅程表では火山島レユニオンの世界遺産フルネーズ火口クレーターハイキング・初級とある。初級とはいえトレッキングシューズやストックは持参してきたので、寝る前にそれらもスーツケースから出して準備はしておいた。
部屋にはウェルカムフルーツや夜食として軽食が準備されていたのだが、まったく手に付けず寝てしまった。結局これらはすべて5日目の出発まで手を付けないで部屋に置いたままであった。
6時半前にモーニングコールで起き、7時にレセプション棟に行った
朝食はあれこれ考えるのが面倒くさくて鉄板の前に行ってオムレツを頼んだがこれが絶品の味
朝食を済ませ8時にホテルを出発。島内をどこに向かっているのかもわからないまま途中ガソリンスタンドに立ち寄りトイレ休憩。そして10時半に島内東南部にあるフルネーズ火口の駐車場に到着。
10時を過ぎた頃フルネーズ火山が近づき未舗装の道路に入った
10時半頃登山口の駐車場に到着
登山口駐車場脇のトイレに寄った後いよいよハイキングの開始である。この時点では歩行時間4時間標高差150mと旅程表に書かれていたのを鵜呑みにしていたのだが、登山口からカルデラの淵から外輪クレーターへと降りていく坂道に入り絶句。最初に見えた吹き出物のようなクレーターまではそんなに時間がかからないように見え、ハイキング・初級だからこんな程度なのかなとも考えたが、周りにいた人にそれでは4時間もかからないよと軽く笑われてしまった。
添乗員は2月にエベレストビューホテルに行った時のSさん。その時は4200mのクンデピークを歩いたのだったが、先月別のツアーでブータンのタクツァン僧院の階段を歩いた時にはその時のツアーの人たちと一緒に歩くこともできずにかなり迷惑をかけてしまったことが頭をよぎった。
案の定カルデラの淵の急な下りの階段道ではどんどんメンバーから遅れていく。これは目が悪くて左右の視点のバランスが取れず、ストックを突きながら1段ずつ確認して降りていくからで、下まで降りればその後は付いていけると気を奮い立てていたのだったが。。。
添乗員は2月にエベレストビューホテルに行った時のSさん。その時は4200mのクンデピークを歩いたのだったが、先月別のツアーでブータンのタクツァン僧院の階段を歩いた時にはその時のツアーの人たちと一緒に歩くこともできずにかなり迷惑をかけてしまったことが頭をよぎった。
案の定カルデラの淵の急な下りの階段道ではどんどんメンバーから遅れていく。これは目が悪くて左右の視点のバランスが取れず、ストックを突きながら1段ずつ確認して降りていくからで、下まで降りればその後は付いていけると気を奮い立てていたのだったが。。。
上から見たときには平坦に見えていたのだったが溶岩の流れがそのまま固まった光景に。。。
小クレーターの淵を歩く
小クレーターの中に降りる他のグループの人
ここからがいよいよ本番と気を引き締める
溶岩の流れた跡は外輪山の上から見ればほとんど平らに見えていたのだが、カルデラの底まで降りてくると溶岩の流れは牛の糞のような形に固まっていたり、さらには新しい噴火により色の違う新たな土石流の跡を形成していて非常に凹凸が激しく、焦点の定まらない僕の歩みを妨げて行った。
歩き始めてから2時間が過ぎようやくクレーターのお鉢が見えるところまできたが、このままでは往復のことを考えると5時間で駐車場まで戻ることが困難になってしまうと現地ガイドのカシミールさんの判断が示され、足手まといになっている僕と添乗員のSさんがここから駐車場に先に戻ることとなった。
歩き始めてから2時間が過ぎようやくクレーターのお鉢が見えるところまできたが、このままでは往復のことを考えると5時間で駐車場まで戻ることが困難になってしまうと現地ガイドのカシミールさんの判断が示され、足手まといになっている僕と添乗員のSさんがここから駐車場に先に戻ることとなった。
溶岩の流れが変わるごとに塗り直された白い破線に沿って標高を上げていく
クレーターのお鉢まではもう少しであるが、時間的にもう無理と判断し駐車場まで戻ることに。。。
昼食のお弁当を食べてから、添乗員のSさんと駐車場に向かって戻り始める
チャペルまで戻って振り返る 皆と別れて随分下ってきたけどもうお鉢まで着いたころかな?
上から見たときには平らに見えたけど、随分凹凸があるものだね
薄い膜になって冷えたところは後になって陥没することもあるようです
それにしても牛の糞が乾いて固まったようにしか見えない
行きに通った吹き出物のようなクレーターを通り過ぎ、最後にカルデラの淵を上り始める直前で休憩。気が付けば皆と分けれてからもうすでに2時間半が過ぎている。道標を見ると駐車場まであと25分とあるが、僕の足ではさらにその倍の時間が必要になりそうである。
見渡せば小さな子供を連れた家族連れが、子供を背中に背負って戻って行く。
見渡せば小さな子供を連れた家族連れが、子供を背中に背負って戻って行く。
吹き出物のようなクレーターを通り過ぎ休憩 駐車場までは25分の案内
休憩しているところに小鳥が舞い降りてきた
子供を背中に背負い駐車場を目指す家族連れ
皆と赤▼の地点で別れてから2時間半が経過した
メンバーのほうはやはりさらに15分くらいかかっている
駐車場のトイレに着いたときは16時半になっていた
帰国後にメンバーのNさんがクレーターのお鉢から撮ったスマホの写真を送ってきてくれた。その写真で噴火口の様子が分かるとともに写真のプロパティで僕と別れてから小一時間で山頂のお鉢まで行ったことが確認できた。
お鉢から噴火口をのぞき込んで撮った写真…メンバーのNさん提供
登山口の駐車場からホテルまでは、途中通勤時間帯だったこともあり2時間余り。途中は前日からの疲れもあり皆ぐったり。ホテルに戻って夕食は19時過ぎからであった。
駐車場から朝来た道を戻って行く
曲がりくねった道を降りて行く時、海の近くでは雲海が見えていた
サン・ピエールの街に近づくと通勤時間帯に巻き込まれた
ホテル到着は18時45分
=つづく=